平地の湿地林にミドリシジミの姿を見かけるようになりました。 自宅近くの小規模な湿地のハンノキが切り倒されて3年目。伐採された切り株からヒコ生えが生えてきて、以前からすれば個体数は減ったものの、撮影にはむしろ好都合な環境になってきたので、喜ん…
森林性ゼフの最盛期に連日のように曇天・雨天がつづき、晴天時にみられるテリトリー行動が観察できたのは、たった二日間だけでした。 アイノミドリのまぶしいような光の反射を、翅全開のいい角度で撮影出来ないまま、今年のシーズンは終わってしまいそうです…
今年のゼフには、さっぱり恵まれません。低山性のアカ・ウラナミアカ・ミズイロオナガなどは個体数が目に見えて少ないようです。ウラミスジは2回見ただけ。ウラゴマダラシジミは例によって数はいるものの、素早く飛び回ってばかりで、写せるチャンスがなか…
6月中頃から、連日梅雨空が続いています。 天候不順のせいで、楽しみなゼフィルスの撮影が思うようになりません。この数年、最普通種の一つウラナミアカシジミや、ジョウザンミドリシジミの姿をさっぱり見かけないのも気になります。 そんな中で、夏の季節…
前半は猛暑、中盤から後半にかけては曇天続きの6月でした。 ゼフィルスの最盛期にもかかわらず、あまりめぼしい写真が撮れないまま、オオヒカゲやオオミスジも出て来て、蝶の季節もピークを迎え、これからは夏の顔ぶれに代わっていきます。
本州中部のアサマシジミ。 Aポイントは、昨年に続き、まったく姿が見えず。 食草はそれなりに生えているのですが、姿を消してしまった原因はわかりません。友人の話によると、昨年5月にあちこちに食草の上部が刃物で切り取られたような跡があり、幼虫が丸ご…
今月は、真夏を思わせる暑い日が続いています。 草原のヒメシジミは、♀も出てきて、あちこちで交尾する姿が見られました。 これは新ポイントのカップル 交尾の最中に割り込んでくる♂がつぎつぎに。 時には、数頭の♂が交尾カップルの間に割り込もうとします。…
ことしは全般に蝶の発生が早めですが、ヒメシジミも5月下旬には出てきました。 ブログ主が仙台でこの蝶を追いかけるようになって、5月に発生したのは初めてです。蝶によって、遅い早いがあるようで、うちのベランダからチェックするアカシジミは例年とほぼ…
仙台近郊ではすっかり定着して、この10年ほどの間に、クロ・カラス・オナガと同じぐらいの普通種と言っていい程の数が見られるようになりました。 発生の順番は、黒系アゲハのなかでは一番しんがりで、この蝶が出てきたらそろそろ初夏の蝶たちがでてくるシ…
林間の明るく開けた空をバックに。 仙台近郊では、カラスアゲハ・オナガアゲハ・モンキアゲハと並ぶ黒系アゲハの最普通種ですが、その黒いビロードの光沢や縞絣を思わせる黒と鼠色のパターンの美しさは、まさに大人の美と言えます。 晩夏の彼岸花のような赤…
マルバダケブキで吸蜜するカラスアゲハ♂ ブログ主が勝手に「アゲハの天国」と呼んでいるフィールドがあります。 以前のブログで書いたことがありましたが、この山域一帯は、スギの植林地とコナラ主体の雑木が混在しています。スギ植林地の周辺にカラスザンシ…
一年でもっとも多くの蝶たちが出てくる季節になりました。 5月まで撮り貯めた写真が未整理のままです。(;^_^A 早いところupしておかないと、季節外れになってしまうので、少々焦ってます。
青緑に輝くビロードの光沢。 いつものポイントで1週間以上も待機していたのに、今年はさっぱり姿を見せません。この場所はあきらめて、友人から聞いた別のアオバの発生地で撮影しました。 この場所では、ミツバウツギが数本しかなく、その周辺で発生したア…
空に溶け込んでしまいそうな透明な翅。「羽衣のアゲハ」と呼びたいほど清楚で儚い感じがします。 5月に入っても、4月同様、例年より温暖な日が続いています。ウスバシロチョウもいつもの年より2週間も早く飛び始めました。夏のような日差しが差す中、何年…
ヤマツツジ開花の最盛期に同期して出てくるはずのミヤマカラスアゲハは、今年はヒメギフと殆ど変わらないほどの早い発生を見せて、♂はもう綺麗な個体が殆どいません。 結局、♂の綺麗なものには出会わないままに、次のステージに季節は移っていきます。 ツマ…
ベニシジミ 曇り空の地味な景色の中で羽を広げてくれた春型。紅色がとても綺麗です。 春は駆け足に過ぎ去り、もう季節は晩春の気配です。 どんよりとした重苦しいお天気でしたが、新芽が萌え始めたススキの草原に出かけてみると、いつもなら、5月下旬ごろか…
ヒメギフも最盛期を過ぎ、野山はアゲハチョウたちの季節へと巡ってきました。 ヤマツツジも今が盛り。アゲハチョウやミヤマカラスアゲハの♂たちが、元気よく小高い丘の上で飛び回っています。 アゲハチョウのオス同士の追いかけっこ。時には5頭もの乱舞にな…
タチツボスミレで吸蜜する♂ 先週は、丸々一週間、ツマキチョウを追いかけました。 4年来、碧い花が見事なヤマルリソウへ吸蜜に来るシーンを撮影したいと狙っているのですが、1年目と2年目は首尾よく撮影できたのに、昨年は撮れず。今年も、結局撮れずじま…
ヒメギフの撮影が終われば、続いてスギタニルリシジミ、コツバメなどの春のチョウを追いかけるのが通例ですが、今年は季節の進み方が著しく早くて、まだ新鮮なうちにと思っていたスギタニルリは、すっかり擦れたり、破損したりの個体ばかりになっていました…
春の一員、ミヤマセセリ。 ちょっとしたコナラの雑木林があれば、里山のどこにでも見られますが、セセリチョウの中ではアオバ・キバネについで大きな種類で、春先に出ることと言い、その複雑な模様と言い、なかなか味わいのある蝶です。 前羽の白い紋様が目…
去年はオガサワラシジミの絶滅という悲しい出来事がありました。 いま、オガサワラシジミに次いで危機的状況にあるのが北海道・アポイ岳のごく狭い稜線にだけ生息するヒメチャマダラセセリ。 このチョウは南アルプスのライチョウと同じ理由で棲息地を失いつ…
友人のS君から頂戴したミヤマカラスアゲハとカラスアゲハの蛹が毎日羽化しています。 野外で見るときは、素早く飛ぶ蝶の子細をじっくりと眺めるということはかなりの偶然でもない限り、まずあり得ませんが、日本の蝶でも一番に美しい種の羽化してきたばかり…
ヒメギフチョウの発生も、はやピークを過ぎ、そろそろスギタニルリシジミの撮影でも・・・と思って二日ぶりに晴れ渡ったいつものフィールドに出てみると・・・ 黒いアゲハが飛んできました。今の時期飛ぶ黒いアゲハと言ったら、ミヤマカラス以外にないはず。…
これを撮影したのは、かつてはヒメギフが多産していたポイントで、昨年までは殆ど生息が絶えたと思われていた場所です。 トウゴクサイシンやカタクリが勢いよく生育できる適度の日陰を提供していた大木が皆伐され、裸になった地面にはササ類が繁茂してしまい…
ギフチョウは、分布が広いだけあって、微妙に異なる地域変異があります。富山から新潟、山形にかけて密度濃く生息する個体群は、黄色の縞模様が明るい傾向で知られていますが、信濃南部・木曽谷のギフチョウは黒縞が太く、黒いギフとなるそうです。以前から…
仙台地方気象台が、桜が今日満開になったと発表しました。 3月中に満開になったのは気象台観測以来初めてのことだそうで。 ヒメギフも、発生がたけなわになって来たようです。 ♀の姿も見えました。 ナガハシスミレで吸蜜。カタクリが豊富な今の時期、スミレ…
やっと出ました。ヒメギフチョウ。 3月とは思えないような暖かい日があったかと思えば、寒気が入ってきたりを何度か繰り返していましたが、やっと気温も安定してきたようです。 仙台はいま、新型コロナの感染拡大で大変な状況ですが、ブログ主にとっては、…
今週に入って、まだあまり気温が上がらない。 場所によっては、とっくに先週末にはカタクリの花も咲き始めたが、お待ちかねのヒメギフチョウはまだ出てこない。 しかたなく近くのコナラを探ってみると、ゼフの卵があちこちに見つかった。これは、オオミドリ…