台湾中標高のジャノメ3種 - オジロジャノメなど -

前回のタイワンコヤマキチョウと同じ標高の山地は、いろいろな森林性ジャノメチョウの棲家でもあります。どのジャノメも斑紋が複雑で綺麗なものばかりです。

 

その代表といえるのが

オジロジャノメ

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地味なジャノメ類が多い中で、後翅表面の白い斑紋が大きく美しい。これは♂。
低山から高山まで台湾全土で見ることができますが、自然度が高い植生の場所を主な生息圏としているようです。

 

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♀の新鮮な個体。裏の模様は個体差が大きく、斑紋のメリハリのないものから、このように非常に美しいものまでさまざまです。

  

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ミヤマヒカゲ♀ 標高1500m以上に見られますが、個体数は多くないようです。シンプルなチョコレート色の細い線がヒカゲ類共通の斑紋パターンを現しています。

 

 

シロキマダラヒカゲ♂ 日本のヤマキマダラヒカゲに近い種類ですが、1500m以上の山地で見られるということです。翅の模様は、裏もまだら模様が鮮明ですが、翅表はオジロヒカゲに似て大きな白い紋が発達しとても綺麗なキマダラヒカゲです。 

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山道にあった動物の排泄物に来ていました。
非常に警戒心が強く、ちょっとでも近寄ろうとすると気配を感じてすぐに飛んでしまいます。

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飛んで大木の幹の暗がりに逃げ込み、明るいところにはでてきませんでした。