林間に棲む - キバネセセリとウラゴマダラシジミ -
今年の6月は、前半が盛夏、後半は梅雨寒。
始めは、この暑さがこれからずっと続くのかと考えるだけでもう汗だくになりそうなほどでしたが、中旬以降は曇り空の日が多くなり、今週は20度を下回るほどの気温になりました。
それでも、木々の緑は濃く、林間には小さな蝶たちが盛んに活動をしています。
渓谷の河原で吸水するキバネセセリ♀
左♂ 右♀
人の汗が染みたものにもやってくる。
暗い谷筋に木漏れ日がスポットライトのように当たり、蝶が金色に輝きました。
ウラゴマダラシジミ
ヒメジョオンで吸蜜する♀
午後遅く、日が傾く時刻になると♂が盛んに♀を探して飛び回る。
産卵の合間に一休み。
メスは♂と比べて、飛び方も穏やかで、食草周りを飛ぶので、撮影しやすい。
羽化したばかりの♀が飛んだあとを♂が素早く見つけ、体当たりしたかと思うと次の瞬間には、もう交尾が成立していました。
アケビのツルに掴まって、一時間以上もハネムーンが続いていました。