ハンノキ林の宝石 - ミドリシジミ -
今年は梅雨らしい雨の日々が続きます。
この数年、空梅雨が多かったので、この時期に出てくるミドリシジミ類の撮影には恵まれましたが、今年はさっぱりです。姿はあちこちに見えるのですが、明確なテリトリーを張って、同じような場所で入れ代わり立ち代わりモデルとなってくれる晴天の日が少なく、まともな画像がなかなか撮影出来ません。
日にちが経ち、最盛期も過ぎつつあるので、雄たちはそろそろスレや欠けが目につくようになってきました。今年は、ゼフに関してはちょっと心残りなままシーズンが終わりそうです。
それでも、近くのハンノキ林では、ミドリシジミをじっくり撮影することができました。
晴れた日は高い梢にいて、翅表を写すのが難しいですが、小雨や曇り空の時は、下草周辺で小刻みに飛びます。 ↑ クリックで拡大(横画像すべて)
♀は多くの遺伝型がありますが、この場所では4型すべてが見られます。
これは、最も美しいAB型。
これは、表が見えないですが、B型。
AB型
A型。
A型。
4つの型のなかで、B型と並んで数が多い。
曇り空に一瞬晴れ間が出て、♂に日差しが当たると、目の前で羽を開いてくれました。
宝石のような輝きです。
黒褐色の地に、明るいブルーの美しいB型。
青い鱗粉の出方も、まばらなものから密に出る非常に美しいものまでさまざま。
クズの葉上の♂。
上下のシンメトリックな構図で