シーズン・オフ 4 - ヒカゲチョウほか -
写すには写したけど、人にお見せするにはちょっと・・と思うような画像シリーズの第4弾です。(;^_^A
秋田内陸の深雪地帯に住んでいた頃は、Lethe属と言えばクロヒカゲのことで、正真正銘のヒカゲチョウはほとんど見たことがありませんでした。長い間、クロヒカゲの♀をヒカゲチョウだとばかり思っていたものです。恥;
私がヒカゲチョウを実際に目にしたのは仙台にきてからです。
食草として、クロヒカゲは竹とササ類が主で、ヒカゲチョウはメダケやアズマネザサ(ササという名前だが、竹の一種)などの竹類を好むようです。野生の竹類が少ない深雪地帯ではヒカゲチョウの姿を見なかったのだと思われます。
普通種とはいえ、Lethe属の裏面の美しさはその紋様の複雑さと相まって、とても魅力的です。特に羽化したばかりの♀のくっきりとした斑紋は何度見ても見飽きるということがありません。ヒカゲチョウもクロヒカゲに勝るとも劣らないほど美しいのですが、この2種とも、どこにでも見かけるせいで、ついつい撮影が後回しになってしまいます。
クロヒカゲ
クロヒカゲ
クロヒカゲ
同じく普通種のキマダラヒカゲは、サトとヤマの2種とされていますが、仙台近郊の平地から低山にかけてはサトキマダラヒカゲ、低山から奥山まではヤマキマダラヒカゲと考えられますが、実際の生息状況について、きちんと調べた報告はあるのでしょうか。
ヤマキマダラヒカゲ