オフ・シーズン 5 ー クジャクチョウ -

ネタ無しシーズン第5弾は

クジャクチョウ 

数年前に、近くの低山帯では全く姿を消してしまったことがあり、あんな普通種さえ簡単には見られなくなるのかと悲観する向きもありましたが、その後復活して、昨年はどこの山里でも沢山クジャクチョウの小粋な姿を見ることができました。

卵塊をつくるタテハチョウ類ではこうした個体数の激しい増減がしばしばあるようで、食草や寄生バチなどが要因と言われますが、昨シーズンはヒオドシチョウがやや少なかったように思います。

私自身は見ていませんが、数年前エルタテハが盛大に発生したことがあったり、キベリタテハが観光道路沿いのトイレに沢山止まっていたとかという話を聞いたことがありました。その数年後には、どちらも今度は極端に数が減って、全く姿を見ることができないという年もあります。

 

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初夏、羽化したばかりのクジャク模様が映える。

 

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たまに、こんな柿色が強い個体を見かけます。

 

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台風一過の翌日、やっと夏眠から覚めて出てきた。

 

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ダケカンバに止まっていた越冬前の♂。

白い樹肌と赤色の対照が美しい。

 

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秋の気配が濃い高原で、地面に倒れかかったアザミの花で吸蜜する。