アゲハの季節がまた - アゲハチョウほか -
ヒメギフも最盛期を過ぎ、野山はアゲハチョウたちの季節へと巡ってきました。
ヤマツツジも今が盛り。アゲハチョウやミヤマカラスアゲハの♂たちが、元気よく小高い丘の上で飛び回っています。
アゲハチョウのオス同士の追いかけっこ。
時には5頭もの乱舞になることもあります。
ミヤマカラスアゲハの♂も飛んできますが、殆どの翅が大破し、見るも無残に破損しているものばかりです。
特に後翅の破損がひどく、多くは尾状突起が無くなっています。
恐らく山頂を飛び回っているオスたちは、鳥たちの絶好のターゲットになっているのに違いありません。
鳥たちは、蝶の頭部を狙って襲っているつもりでしょうが、じつは、後翅の目立つ赤紋と尾状突起を目や触角と錯覚し、後翅を食いちぎっているだけ。蝶たちの巧みな生き残り戦略、というわけです。