晩春のススキ草原 - ミヤマチャバネセセリ ほか-

 

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ベニシジミ 

曇り空の地味な景色の中で羽を広げてくれた春型。
紅色がとても綺麗です。

 

 

  春は駆け足に過ぎ去り、もう季節は晩春の気配です。

 どんよりとした重苦しいお天気でしたが、新芽が萌え始めたススキの草原に出かけてみると、いつもなら、5月下旬ごろから出始めるギンイチモンジセセリがもう姿を現していました。

 羽化後間もない綺麗なものもいれば、驚いたことに、もうだいぶ擦れてしまったものまでいます。

 やはり今年は、蝶のカレンダーがだいぶ忙しいようです。

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新鮮なギンイチ 

 

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すでにいくらかスレ気味のものも・・・ 

 

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ここの草原は広い割に、ギンイチの個体数はまばらです。

 

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枯草の藪を潜り抜けるように飛ぶ

 

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ちょっとピントが甘かった。はは (;^_^A

 

出ました。 この日のターゲット。

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 ミヤマチャバネセセリ

 

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ギンイチの最盛期に見かけるミヤマチャバネは、多くの場合破損やスレ個体が目につきますが、恐らく、ギンイチの発生に先んじて羽化するものと思われます。( ↑ クリックで拡大)

 

 

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夏に出るものは、新鮮な個体を撮影したことがありますが、春型は綺麗なものを写す機会がありませんでした。

 

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この日出てきたただ一頭のミヤマチャバネですが、超ピカピカの美しい♂でした。