夏の顔ぶれ - オオヒカゲ・オオミスジ・ルリシジミ夏型 -
6月中頃から、連日梅雨空が続いています。
天候不順のせいで、楽しみなゼフィルスの撮影が思うようになりません。この数年、最普通種の一つウラナミアカシジミや、ジョウザンミドリシジミの姿をさっぱり見かけないのも気になります。
そんな中で、夏の季節の顔ぶれが次々と出てきました。
萱の茂る湿地の草原では、オオヒカゲが身を潜めるようにしてあちこちに止まっていました。
驚くと敏感に反応し、なかなか近くに寄らせてくれません。
多くの場合、近くの樹の幹に身を寄せてしばらく隠れるようにしています。
このチョウは、棲家の葦の藪よりは、こうした木の幹を背景にした方がフォトジェニックに感じられます。
民家周辺に植えられたスモモや梅の木立の周りで、ゆっくり滑空するオオミスジ。
暑い午前中にはよく地上に降りて吸水することが多いのですが、今年は樹上の姿を遠くから望見するだけです。(;^_^A
ルリシジミの夏型♀。
ハギなどのマメ科各種の花芽に産卵しますが、今の時期に花を付けるイタドリに産卵する姿をよく見ます。
産卵の合間に、イタドリの葉上で休憩する。
夏型♂。
あまりに普通なので、普段あまりカメラを向けることもないのですが、改めて見てみると、はっとするほど瑠璃色が美しい蝶です。
ブログ主のゴム長に来たのをパチリ。
夏型♂の真っ白い裏面。春型に比べ大型なので、逆光で飛ぶときはゼフィルかと勘違いしてしまいます。