ゼフィルス 追いかけ日記 最終回 - ムモンアカシジミ など -
すでに季節は過ぎつつありますが、まだ未掲載のゼフをアップしておきたいと思います。
森を歩けば、8月下旬に入った今の時期でもゼフィルスの姿をみることができます。
♂はもうほとんどいませんが、アカジシミのような発生の早い種は別として、♀はどの種も盛んに産卵活動をしているようです。
そんななかで、シーズン掉尾に現れるのがムモンアカシジミです。
仙台近郊では、ムモンアカシジミは各地に記録があり、低山地帯に広く分布しているようですが、私は仙台に来てからと言うもの、この時期あまりにも暑すぎて、野外に出かけるのが苦痛で、熱心に探したことがありませんでした。
今年は、なんとか写したいものと、炎天下、古くから記録のあるポイントを探し回ってきましたが、なかなか出会えずにいました。
撮影で知り合った古くから仙台で蝶を見て来たというある年配の採集者の方は、昔はムモンアカやらキマダラモドキは泉ヶ岳にはうじゃうじゃいたもんだが、最近は全くいなくなってしまった。どうも舗装道路や大駐車場を作ったりしたことが影響しているのではないか、と話しておられました。
ウラキンといい、ムモンアカと言い、昔は沢山いたという話ばかりを聴きます。涙;
とはいうものの、雑木林が丸裸にされたわけでもない限り、まったくいないはずはないだろうと望みをつなぎ、青葉山周辺や泉ヶ岳を歩き回っていましたが、やっと先日、その姿を見ることが出来ました。
個体数はとても少なく、一日中粘っても、3回飛び出しただけで、撮影チャンスは一回だけでした。
でも、念願のシーズン最後のゼフを撮影できたので、クロミドリシジミを除いて年初のゼフ目標ほとんどを達成することができました。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
花期の過ぎたリョウブの葉影にオレンジ色が明滅した。
急いで近寄ってみると、期待通りのムモンアカシジミだった。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ズームアップもこれが限界・・・汗;
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
しばらく遠目で見ていると、なんとひらひらと羽ばたいて地上近くへ降りてきた。
先ずは遠くから一枚。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
時期的にはやや遅かったみえて、少し翅が痛んでいる。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
地上へ降りたこの♀は、しばらく低い草の上を飛んでは休憩を繰り返していた。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ススキの葉上で翅を半分ほど開いた。
左の前翅は結構破損しているようだ。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ハギの葉上で
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
風とともに、再び雑木林へ。
この後、このメスはクヌギの高い梢へと姿を消していった。
これまでブログ未掲載のゼフ
★ ミドリシジミ
ミドリシジミ♂ 2015/06/29 仙台市青葉区
ミドリシジミは、近郊のちょっとした湿地のハンノキが生えている場所ならどこでも姿を見かける。
自宅近くのまさかこんなところに、と思うような猫の額ほどの小さい湿地にもいたのでちょっとびっくり。
にも拘わらず、♂の金緑色がよく出た近接撮影が出来ずじまいに終わってしまったのが心残り。
ミドリシジミ♂ 2015/06/29 仙台市青葉区
ぬかるみに足を取られながら、背の高いハンノキの梢でテリを張る♂を
300mmの望遠でなんとか写した。
ミドリシジミ♀ 2015/06/30 仙台市青葉区
♂がテリ張りする時間の少し前、♀が低い場所に降りていた。
オスもこんな距離で撮れるとよかったのに・・・ 汗;
ミドリシジミ♀ 2015/06/30 仙台市青葉区
この♀はB型だった・・が、青い鱗粉がまばら。以前アップしたメスアカミドリ♀AB型の青色鱗粉の
まばらな乗りかたにそっくりだ。
アイノのO型が多いことといい、どうも仙台近辺のゼフ♀はイレギュラーな傾向だなぁ。
★ ウスイロオナガシジミ
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
この種も、仙台近郊ではなかなか出会う機会が少ない。
今年はダメかと半ばあきらめていた時、二日連続で良く晴れあがった朝、深い森の下草に降りてきた♀にやっとお目にかかることが出来た。
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
この日は、他にウラナミアカやアイノなども低い場所に降りていたので、気候条件がゼフの活動しやすい状況だったように思われる。
ウスイロオナガはこの個体のほかに、もう一頭姿を見せた。でも、撮影できたのは、このメスだけだった。涙;
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
そおっと近づいてアップで。
名のとおり、確かに尾が長い。w
★ オナガシジミ
オナガシジミ♀ 2015/07/13 仙台市青葉区
沢筋のオニグルミの林で、クサギの葉上に降りてきた♀
オナガシジミ♂ 2015/07/09 仙台市青葉区
今年は、どの蝶も発生時期が早かったが、この蝶の初見もいつもより10日以上早かった。
オナガシジミ♀ 2015/07/13 仙台市青葉区
森を歩けば、8月下旬に入った今の時期でもゼフィルスの姿をみることができます。
♂はもうほとんどいませんが、アカジシミのような発生の早い種は別として、♀はどの種も盛んに産卵活動をしているようです。
そんななかで、シーズン掉尾に現れるのがムモンアカシジミです。
仙台近郊では、ムモンアカシジミは各地に記録があり、低山地帯に広く分布しているようですが、私は仙台に来てからと言うもの、この時期あまりにも暑すぎて、野外に出かけるのが苦痛で、熱心に探したことがありませんでした。
今年は、なんとか写したいものと、炎天下、古くから記録のあるポイントを探し回ってきましたが、なかなか出会えずにいました。
撮影で知り合った古くから仙台で蝶を見て来たというある年配の採集者の方は、昔はムモンアカやらキマダラモドキは泉ヶ岳にはうじゃうじゃいたもんだが、最近は全くいなくなってしまった。どうも舗装道路や大駐車場を作ったりしたことが影響しているのではないか、と話しておられました。
ウラキンといい、ムモンアカと言い、昔は沢山いたという話ばかりを聴きます。涙;
とはいうものの、雑木林が丸裸にされたわけでもない限り、まったくいないはずはないだろうと望みをつなぎ、青葉山周辺や泉ヶ岳を歩き回っていましたが、やっと先日、その姿を見ることが出来ました。
個体数はとても少なく、一日中粘っても、3回飛び出しただけで、撮影チャンスは一回だけでした。
でも、念願のシーズン最後のゼフを撮影できたので、クロミドリシジミを除いて年初のゼフ目標ほとんどを達成することができました。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
花期の過ぎたリョウブの葉影にオレンジ色が明滅した。
急いで近寄ってみると、期待通りのムモンアカシジミだった。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ズームアップもこれが限界・・・汗;
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
しばらく遠目で見ていると、なんとひらひらと羽ばたいて地上近くへ降りてきた。
先ずは遠くから一枚。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
時期的にはやや遅かったみえて、少し翅が痛んでいる。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
地上へ降りたこの♀は、しばらく低い草の上を飛んでは休憩を繰り返していた。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ススキの葉上で翅を半分ほど開いた。
左の前翅は結構破損しているようだ。
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ハギの葉上で
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
ムモンアカシジミ♀ 2015/08/18 仙台市泉区
風とともに、再び雑木林へ。
この後、このメスはクヌギの高い梢へと姿を消していった。
これまでブログ未掲載のゼフ
★ ミドリシジミ
ミドリシジミ♂ 2015/06/29 仙台市青葉区
ミドリシジミは、近郊のちょっとした湿地のハンノキが生えている場所ならどこでも姿を見かける。
自宅近くのまさかこんなところに、と思うような猫の額ほどの小さい湿地にもいたのでちょっとびっくり。
にも拘わらず、♂の金緑色がよく出た近接撮影が出来ずじまいに終わってしまったのが心残り。
ミドリシジミ♂ 2015/06/29 仙台市青葉区
ぬかるみに足を取られながら、背の高いハンノキの梢でテリを張る♂を
300mmの望遠でなんとか写した。
ミドリシジミ♀ 2015/06/30 仙台市青葉区
♂がテリ張りする時間の少し前、♀が低い場所に降りていた。
オスもこんな距離で撮れるとよかったのに・・・ 汗;
ミドリシジミ♀ 2015/06/30 仙台市青葉区
この♀はB型だった・・が、青い鱗粉がまばら。以前アップしたメスアカミドリ♀AB型の青色鱗粉の
まばらな乗りかたにそっくりだ。
アイノのO型が多いことといい、どうも仙台近辺のゼフ♀はイレギュラーな傾向だなぁ。
★ ウスイロオナガシジミ
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
この種も、仙台近郊ではなかなか出会う機会が少ない。
今年はダメかと半ばあきらめていた時、二日連続で良く晴れあがった朝、深い森の下草に降りてきた♀にやっとお目にかかることが出来た。
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
この日は、他にウラナミアカやアイノなども低い場所に降りていたので、気候条件がゼフの活動しやすい状況だったように思われる。
ウスイロオナガはこの個体のほかに、もう一頭姿を見せた。でも、撮影できたのは、このメスだけだった。涙;
ウスイロオナガシジミ♀ 2015/07/14 仙台市青葉区
そおっと近づいてアップで。
名のとおり、確かに尾が長い。w
★ オナガシジミ
オナガシジミ♀ 2015/07/13 仙台市青葉区
沢筋のオニグルミの林で、クサギの葉上に降りてきた♀
オナガシジミ♂ 2015/07/09 仙台市青葉区
今年は、どの蝶も発生時期が早かったが、この蝶の初見もいつもより10日以上早かった。
オナガシジミ♀ 2015/07/13 仙台市青葉区
オナガシジミ♀ 2015/07/09 仙台市青葉区
例年なら、7月中旬以降に出始めて、8月上旬が最盛期の、発生がやや遅めのゼフだが、今年はほかのゼフとほとんど同時期に出てきていた。
振り返ってみると、今年は、春から蝶の発生時期の変動がはげしかったですねぇ。
以上で、今年のゼフ追っかけはお終いです。
今年のゼフ撮影目標は、クロミドリ一種を除き、すべて達成することが出来ました。
犬も歩けば棒に当たるということわざ通り、やはり数多く野外に出かけること、蝶の習性を考えながら探すこと、
この2点が蝶撮影のもっとも肝心なところであることを身をもって感じた次第です。
来シーズンは、なんとかクロミドリを写してみたいものです。
また、機会があれば、南のゼフにも会ってみたいな・・などと欲張りなことを考えています。笑
例年なら、7月中旬以降に出始めて、8月上旬が最盛期の、発生がやや遅めのゼフだが、今年はほかのゼフとほとんど同時期に出てきていた。
振り返ってみると、今年は、春から蝶の発生時期の変動がはげしかったですねぇ。
以上で、今年のゼフ追っかけはお終いです。
今年のゼフ撮影目標は、クロミドリ一種を除き、すべて達成することが出来ました。
犬も歩けば棒に当たるということわざ通り、やはり数多く野外に出かけること、蝶の習性を考えながら探すこと、
この2点が蝶撮影のもっとも肝心なところであることを身をもって感じた次第です。
来シーズンは、なんとかクロミドリを写してみたいものです。
また、機会があれば、南のゼフにも会ってみたいな・・などと欲張りなことを考えています。笑