今シーズンのスタートは

 しばらく拙ブログを放置しておりました。汗;

 3月に入って気温の高い日が続いています。 
 気温が上がって12度Cを越えるような日があれば、ムラサキシジミを追いかけているのですが、越年前の11月に何頭かの個体を目撃したあとは、まったく影も形も現れません。
 先日も蝶友のFさんを誘って、目を付けていたアカガシの屋敷林を半日見張っていたのですが、結局は姿を見ることが出来ませんでした。やはり、ムラサキシジミの生息限界ぎりぎりの寒冷地だけに、冬越しした後の個体数はとても少ないようです。

 ムラサキシジミの代わりに、ポカポカ陽気に誘われて、無事この冬を耐え抜いたおなじみの蝶たちが姿を見せてくれました。

 
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スジボソヤマキチョウ 2016/03/18 仙台市泉区

雪の下の枯葉などに身を寄せて冬を越したものでしょうか。
鱗粉は剥げ落ち、翅もボロボロになりながらも、この♂は元気に飛び回っていました。
枯葉の上で一休み。
身体を横倒しにして止まるのが越冬明けのこの蝶の面白いところ。



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ヒオドシチョウ 2016/03/17  仙台市泉区

去年はこの蝶の個体数がいつになく多かったのですが、その分、無事越冬を終えた個体も多かったのではないでしょうか。
この場所で数頭のヒオドシたちが日向ぼっこをしていました。
写真は別々の個体ですが、どちらも翅が激しく傷んでいました。




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テングチョウ 2016/03/17 仙台市青葉区

同じ越冬明けの蝶でも、種類による越冬場所や方法の違いからか、翅の傷み方に歴然とした違いが見られます。
テングチョウは、他のタテハ類に比べて、あまり翅の傷みや汚れが少ないように思われます。
この個体は、翅の傷みも鱗粉のかすれも少なく、綺麗なままで冬を越えることが出来たようですね。

いよいよシーズンが始まりました。
関東からは今年最初のギフチョウの便りが聞こえてきました。
仙台のヒメギフチョウは、去年の初見が3月28日。
今年も去年と同じぐらい早いお目見えになりそうな気配がします。