低山の遅出がお目見え

  低山のゼフ達は、もう発生地から多くが分散しつつあります。
 羽化後間もないオスたちは、メスの羽化を待ちながら、しばらく発生木の周辺にいるようですが、メスとの交尾を終えると発生地の外へ飛んで行ってしまい、めっきりその姿が見えなくなってしまいました。
 発生初期にはあれほど沢山いたミズイロオナガやアカやウラナミアカなどはどこへ行ってしまったのかと思うほどです。

 しかし、テリを張るミドリシジミ類の♂は、お気に入りの場所に長くとどまっているようです。

 仙台周辺のミドリシジミ類のなかで一番遅く出現するのが、ジョウザンミドリシジミ
 低い場所にテリを張るので、もっとも綺麗に見える角度からの撮影が比較的楽にできるのがいいですね。

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ジョウザンミドリシジミ♂ 仙台市青葉区 2016/06/19
この年初めてお目見えした♂ 
どこにもカスレや傷のない美しい個体。
一番遅出の緑ゼフですが、低山のこのポイントではもう姿を現しました。

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ジョウザンミドリシジミ♂ 仙台市青葉区 2016/06/19
ひざ丈ほどに茂った背の低い葛の藪原で、盛んにテリ行動をしていた。
斜め前方のこの角度から俯瞰すると、金属光沢が最も輝いて見える。

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2016/07/01 仙台市青葉区

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2016/06/20 仙台市青葉区

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2016/06/20 仙台市青葉区


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2016/06/20 仙台市青葉区

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2016/06/20 仙台市青葉区

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2016/06/29 仙台市青葉区

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2016/06/29 仙台市青葉区

低山のゼフが一通り姿を見せた後、高所のゼフ達は、これからが発生期になっていきます。