今年も会えました - ウスイロオナガシジミ-

 確たる撮影ポイントを特定しにくいウスイロオナガシジミですが、運よく一昨年、昨年と2年連続で撮影できました。
 昨年、発生木と思われるミズナラの大木が、ナラ枯れのために、青葉山では全滅状態となってしまい、今年はこの蝶とは会えないのではないかと思っていました。

 ところが、シーズンそうそう、羽化間もないと思われる♂を見つけたばかりでなく、仙台市郊外の奥山でやはり羽化直後と思われる♀を見ることができました。
 
 偶然とはいえ、いろんな場所で見かけるということは、恐らく低山、森林地帯問わず広く生息しているのでしょうが、成虫の行動パターンがイマイチ不明確で、ミドリシジミ類のようなテリトリーを作るわけでもなく、ミズイロオナガシジミのように個体数が多いわけでもないので、なかなか思うように目にすることができません。
そんなわけで、この蝶と出会った時の嬉しさはまた格別です。

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区
新鮮な♂が飛び出して、ヨモギの草むらに止まった。
仙台市近郊では、ミズナラに依存しているのかと思ったら、コナラでも発生しているようだ。

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区
飛んだ姿で初めて翅の表を見ることができた。

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区

ウスイロオナガシジミ♂ 2017/06/24 仙台市青葉区

ウスイロオナガシジミ♀ 2017/07/15 宮城県・川崎町
この蝶のシーズンも終わりかと思ったころ、こんなに綺麗な羽化直後の♀が目の前に出て来た。
路上に静止したのを腹ばいになってじっくりと撮ってみた。
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ウスイロオナガシジミ♀ 2017/07/15 宮城県・川崎町
♂に比べて、♀はふっくらとして可愛い感じがする。