小山の頂上にて -ミヤマカラスアゲハ-

 仙台旧市内の南外れにある太白山に、足しげく通う日々が始まりました。
 春一番に出てくる、Papilio属(真正アゲハ属)の美麗種、ミヤマカラスアゲハの姿を求めて、険しい岩だらけの小山に息を切らせて登る毎日。
 昨年は、苦労の割に、この小山の天辺ではあまりいい写真を撮ることができませんでした。
 むしろ、山のふもとにある神社の境内にあるツツジの植え込みで、何とか写したのですが、今年はどうかと胸が高鳴ります。

 
2018/04/28 太白山
小山の頂上では、ヤマツツジの花がすでに満開状態。
昨年より5日ほど早い開花です。
待つことしばし、ものすごい速さで現れた♂。

2018/04/28 太白山
花に来たかと思うと、数秒も間を置かずに次の花を求めて飛び去ります。
ピントを合わせる間もなく移動してしまうので、蝶の数はそれなりに見えるのですが、シャッターを押すチャンスはごくわずか。

2018/04/29 太白山
この数日、夏のような暑さで、蝶たちはどれも高い梢の上を飛び、なかなか下には降りて来ません。

2018/04/29 太白山
炎天下、ひたすら待ち続けていると、午後になってやっと花へ降りてきました。
トレードマークの黄色い帯が鮮やかで見事です。

      2018/04/29 太白山
      新鮮な♂です。表面のメタリックな青がチラリと見えました。
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2018/04/28 太白山
翅の片側だけですが、翅の上下全面の輝きが見える角度で撮影することができました。
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2018/04/29 太白山
吸蜜中でも、決して翅を閉じて静止するということがなく、翅裏から見た姿もいかにもダイナミックな感じがします。

2018/04/29 太白山
両翅が開いたときに、ピントが合ったショットは数枚だけ。涙;

2018/04/30 太白山
翅全開も、会心の一枚というにはイマイチ。

2018/04/28 太白山
自宅で越冬蛹から羽化した♂
薄暗い曇り空の下で撮ったので、イマイチ鮮やかさがないが、しっとりとした色合いの中にも精細感があります。
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