初のお目見えです - 第1化・ツマジロウラジャノメ -

 昨年の9月、やっと訪ねあてたツマジロウラジャノメ。
 その頃はすでに第2化の末期で、すべての個体は飛び古していて、綺麗なツマジロウラジャノメを見ることはできませんでした。
 過去に、ツマジロウラジャノメを見たのは、夏の第2化の時期ばかりで、ブログ主はいままで第1化を見たことがありません。
 そんなわけで、このポイント発見以来、今年の第1化の新鮮な姿に会えるのを楽しみにしていました。
 
 4日前、なんとまだ5月だというのに、自宅ベランダから下の雑木林の樹冠にアカシジミが飛んでいるのが見えました。翌日には、4・5頭ぐらいが舞っていました。
 やはり、どの蝶も異常に速い発生のようです。
 ツマジロウラジャノメも、もしかするともう発生しているのかもしれません。
 
 昨年の9月中旬に第2化がボロボロだったことから、逆算的に第1化の発生は6月中旬ごろではないかと推測していましたが、今週から台湾に撮影に行ってしまうので、旅行前に確認をしておきたいと思いました。
 出かけてみると、案の定、すでに発生していました。
 ほとんどは羽化して間もないピッカピカの個体ばかりでしたが、中にはすこしスレ気味の♂もいて、早いものは5月下旬から羽化を始めたものと思われました。
 
 
2018/06/02
朝、日陰の斜面に日が差し始めると、雑木林の中から現れた♂。
第1化のツマジロウラジャノメを見るのは、これが初めてです。
翅を全開し、十分に日光浴をして活動に備えているようです。
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2018/06/02
体が十分に温まると活動を開始。
 
2018/06/02
まずは、腹ごしらえから。
ニガナで吸蜜。
 
2018/06/02
細かい花の間を飛び移るとき、展翅された標本みたいに、両翅を全開した。
 
2018/06/02
 
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2018/06/02
 
2018/06/02
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次々とオスが姿を見せてくれましたが、結局この日はメスを見ることはできずじまいでした。
ややスレ気味のオスもいるので、おそらくメスも羽化していることでしょう。
メスとの出会いは旅行後の楽しみとなりました。