今年のファーストショット

 今年の野外の最初のショットは、越冬明けのテングチョウ。
 いつもなら、野外に出かけるのは3月の20日過ぎなのですが、今年の冬は暖かかった昨年以上に温暖な日が続いていたので、ヒメギフもひょっとしてかなり早くから発生を始めるのではないかと、ややせっかちとは思いながら、先日17度まで気温の上がった日に、近くの山に出かけてみました。

 カタクリは、葉が地表に覗いてきたばかりで、つぼみが展開してくるのはあと一週間は間がありそうな感じでした。それでも、温かい日差しに目を覚ましたテングチョウが活発に飛び回っていたので、久しぶりにレンズを向けました。
 今年の最初のショットです。笑
 

イメージ 1
枯れ木に止まって日向ぼっこする越冬成虫。
この暖かさに誘われて目を覚ました様子です。

イメージ 4
        一冬を耐えてきた割には、翅は何処も壊れておらず、綺麗なまま。


イメージ 2
翅の表の模様も新鮮さを失っていません。

イメージ 3
日が陰ると前羽を後ろに折りたたむようにして周囲の枯葉に溶け込んでしまう。

イメージ 5
石の上から飛び上がるのを待ってシャッターを切りました。
垂直に飛び上がると、まるでテングの鼻の先から空気を切り裂くような鋭角的な飛姿に。

ヒメギフ発生までは、この暖かさが続けばあと一週間ぐらいかと思いましたが、
今晩からミニ寒波が到来の気配。
来週水曜日までは平年並みの気温となるようなので、やはり昨年同様25日以後になる可能性もありますね。
楽しみです。