梅雨の合間に - ベニモンシロチョウ -

 台湾での初日、台中の西部に雨が降らない場所があるようだ、というわけで、3時間半かけて南投縣の谷関に出かけました。
 ここは、私の未撮影種が沢山いるという場所で、まずは美しいベニシロチョウを探します。
 林さんが台中のご友人に電話して、いまベニシロチョウが飛んでいるよ、という情報を入手。早速友人の方と待ち合わせて、その場所に駆け付けました。
 
 ベニシロチョウは、私にとっては初めての蝶ではなく、昨年6月に何頭か撮影したのですが、発生時期も終盤で、ボロボロやスレ個体ばかりでした。この蝶の本当の美しさはまだ未体験です。


 民家の近く、綺麗なベニシロチョウが5・6頭、ブーゲンビリアの植え込みのあたりで吸蜜しているのを発見。
さっそくカメラを向けました。

ブーゲンビリアの鮮やかなピンクに、黒に縁取られた紅色と黄色のコントラスト。
まさしく亜熱帯の景色です。

吸蜜に来た♀に♂が求愛行動を始めました。

    翅の表は、普通のシロチョウですが。



2頭の裏が見えると、全体が艶やかな感じになります。

花に埋もれるようにして吸蜜するメス。
蝶の白・黒・黄・紅と、花のショッキングピンクがお互いに引き立てあって、実に見事です。