ブルーの輝き 初夏の草原で

東北南部もついに梅雨入り宣言です。

季節は進み、アオバセセリやウスバシロチョウなんかを撮影しましたが、アップをさぼっているうちに、もはや季節外れになってしまいました。

てわけで、今年は省略。笑

 

先週から、肌寒い曇りや小雨の日が続き、なかなか撮影も思うようになりません。

しかし曇りの日でも草原の蝶たちは続々と羽化して、彼らの短い生を謳歌しているようです。

今年は、ヒメシジミの動画記録に挑戦してみました。

以前のYahoo!ブログでは、動画ファイルを直接編集画面にタグで入れ込むことができたのですが、今利用しているブログでは、その機能がなく、その代わりにYouTubeの埋め込みができるようになっているようです。

今回初めての試みですが、その動画をアップしてみました。

表示される動画は、サイズが小さすぎるようなので、YouTube画面の右下の「」をクリックしてフルスクリーン・サイズにすると、大きな画面で見られるようです。(ただし画像が荒くなりますw)Copy linkでブラウザのURLで直接YouTubeのページを見ることもできます。

 

youtu.be

カラスアゲハとミヤマカラス

ミヤマカラスアゲハについで、カラスアゲハが続々と出始めました。

ブログ主はカラスアゲハが特に好きで、このシーズンの主な撮影ターゲットにしています。

 

カラスアゲハの♂は、大きく2系統が知られています。

その一つが、緑色系。仙台周辺では、奥山に行くほど緑系が多く見られるような気がします。

♂が吸水に集まっていました。3頭とも緑の同系統。

 

青と緑の中間的な♂。前翅は緑色が混じりますが、後翅はほとんど青色。

 

典型的な青系の♂。緑はごくわずか混じりますが、後翅の青の帯がとりわけ美しい。
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早朝活動前の♀。どこにいるかわかりますか?w

手前をクロアゲハが飛んでいます。

 

シックな♀。渋い色合いはなんとも趣があります。

 

美しい緑色が良く出た♀。

色彩の微妙なグラデーションには千変万化の変異がみられます。
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ミヤマカラスも現れました。

時期的にはだいぶ遅いものの、綺麗な♀でした。

 

こちらはミヤマカラスの♂。

もっと近寄ろうとしたら、ピントが合う前に飛ばれてしまった。(;^_^A

 

 

 

 

 

 

青い煌めき - ミヤマカラスアゲハ -

今年は、♂♀ともに羽化したばかりと思われるとても新鮮なミヤマカラスと遭遇しました。

 

樹冠ヒルトッピング

 

春型特有の前翅外縁の金帯がはっきり出た♂
ヤマツツジは咲き初めで、花も蝶も美しくみずみずしい。

同じ♂。飛び上がる瞬間、翅を全開に。

金帯は普通だが、下翅の青い帯が強く光る個体。

 

地面で吸水。

この♂は、全体に緑色が強く、赤い紋もくっきり。

 

薄曇りで気温が上がった朝。
新鮮な♀が、地面近くの花におりて来た。
しっとりとした艶やかさに魅了されます。

 

枯草のススキ原で - ミヤマチャバネセセリ -

初夏の蝶たちが出てくるまでのひと時、

冬枯れの景色がすこしずつ若草色に萌えて色づき始めます。

そんな中で、お目見えするのがミヤマチャバネセセリ。

 

 

 

地面でテリ張り。

近くで他の♂もテリを張っていて、お互いが追撃しあって猛スピードで飛び回ります。

 

他の個体を追いかけて飛び立った後、また同じ場所に戻ってくる。

 

ステルス偵察機みたいな飛行。地面すれすれにカメラを構えて狙いました。

 

テリトリー内には、背丈10㎝ぐらいの小さなカラスノエンドウがポツンポツンと生えています。

猛発進でおなかがすくと、思いついたようにこの花にやってくる。

枯草模様のモノトーンの中で、ピンクの花がとても美しい。

 

ススキの枯葉の上に、♀を見つけました。

ツマキチョウ

 

ヒメギフの季節が過ぎ、やや遅れて出てくる春の使者。
ブログ主はこの優しくも可愛らしいツマキチョウが大好きです。

近縁のクモマツマキチョウは日本ではとても人気がありますが、世界的にみると、旧北区全域の平地に見られる最普通種で、近縁の類似種も沢山います。

一方、ツマキチョウは極東アジアにのみ分布し、とても珍しいチョウと言えます。

 

いろいろな花に吸蜜に来るので、花との取り合わせが楽しみな蝶です。

 

♀。カキドオシで吸蜜。

 

花茎が高く伸びて、宙に浮いたような美しい花を咲かせるキンポウゲ。

 

定番のタンポポ。この蝶は特に黄色い花に惹かれるようです。

地を這うようにして咲くタンポポにやって来た♂。
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翅表の純白とつま先のオレンジ、中室の斑紋のアクセントの調和が素晴らしい。

ルリシジミとスギタニルリシジミ

 ヒメギフチョウギフチョウの発生と前後してお目見えするのがルリシジミとスギタニルリシジミ

 この2種は類縁も近く、よく似た種類ですが、ルリシジミは南方由来の多化性で、仙台周辺では春型と夏型の2回発生します。一方のスギタニルリシジミは、北方性で、ヒメギフチョウと同じように年に一回、春の一時期だけ出現します。

 

 

ルリシジミ
羽化時期が早く、まだ冬枯れの景色の中で、一番最初に姿を見せてくれます。

 

羽化して新鮮な♀。
ういういしい水色が印象的

濃い色のカタクリに吸蜜にやって来た♂
翅の鮮やかな青と花の紫色の対照がとても美しい

 

 

殆ど同じ時期に出てくるスギタニルリシジミ
前年、大きなトチノキの葉とともに地面に落下した蛹が、春の日差しに誘われて羽化してくるので、地面近くにいることが多い

 

 

カタクリに吸蜜にやって来た♂
翅裏の色が、ルリシジミは純白、スギタニは鈍い灰色なので、遠目でも区別できます。

 

 

カタクリが4株あって、見ているとスギタニルリの♂が、♀を忙しく探しながら、このカタクリの花の傍を横切っていきます。吸蜜するわけでもなく、ただ花に気をとられてちょっと近づいてみるという感じ。
同じことが2度続いたので、このカタクリを上から見下ろすようにレンズを構え、チョウが通りかかるのを待ちました。
案の定、ほどなくして♂が似たようなコースを飛んできた。
連写した画像を合成 

カタクリの花の周りを巡るスギタニルリシジミ ↑ クリックで拡大
 
 
 
 

ルリシジミカタクリの鮮やかな取り合わせもきれいですが、
スギタニもパステル・カラーの淡い感じで捨てがたい美しさ。








ギフチョウ出始め

 

 

今冬の積雪は例年以上に多く、春先の気温も低かったので、ギフチョウの発生は1週間弱遅れています。

いつもでかけるポイントでは、本来なら最盛期ですが、まだ新鮮な♂が出たばかりという発生状況でした。

 

まだ雪が消えたばかりの冬枯れの中を飛ぶ♂。

 

日当たりの良いところにある早咲きのカタクリで吸蜜。

花も蝶も新鮮そのものの美しさです。


この日は、4・5頭の♂が見られました。
最盛期はもう4・5日ぐらいでしょうか。