2018-01-01から1年間の記事一覧

謹賀新年 2019

明けましておめでとうございます。 31年目を迎えた平成も、今年4月で終わりとなります。 昭和はますます遠ざかって行きますね。 昭和生まれのブログ主には、重ねてきた年月の重さと同時に、人生のはかない思いも感じる新年です。 新たな年が皆様方にとっ…

ヒメシロチョウ - 冬眠シリーズ3-

20年前には、ブログ主が住んでいる近くでもヒメシロチョウの飛ぶ姿が見られたそうです。 私が仙台に転勤した数年後には、仙台近郊からすっかり姿を消していました。 生息していたという田畑の周りには、今でも、ツルフジバカマの小株がわずかながら見られ…

ツバメシジミ - 冬眠シリーズ2 -

青色がとても綺麗なシジミチョウです。 春先のルリシジミも美しいですが、ツバメシジミは肛角に赤い斑紋と、ツバメの名のついた可愛らしい尻尾があり、白い縁毛も少し長めで、とても清潔感があります。 ちょっとした草地に普通にいるので、いつでも写せると…

クジャクチョウ - 冬眠シリーズ1 -

とうとう遅ればせながら、仙台にも冬がやってきました。 先週末からぐっと冷えて、明日以降もまた寒い日が続きそうです。 撮影シーズンも来春までお預け。 今年撮影した中で、ブログ未掲載の写真をちょっとづつアップして、冬眠の退屈を紛らわせようと思いま…

シーズン最後の楽しみ - ムラサキシジミ -

今日、仙台でも初雪が降りました。 例年より9日も遅いとのこと。 今年は、春先から気温の高い日が多く、7月・8月は異常な高温が続きました。 おおくの蝶たちも、昨年より10日から1週間以上も発生が前倒しとなり、撮影の時期もそれにつれて早く始まり、…

虹色の新参者 - ツマグロヒョウモン -

4・5年前までは、姿を見かけることも珍しかったツマグロヒョウモン。 かつては、大阪以南にしかいなかった蝶ですが、ご多分に漏れず、温暖化のせいで激しく北上中。 5年ほど前に、東京の上野公園でこの蝶が吸蜜しているのを見て、いつか仙台でも・・・と…

晩秋の青空に - キタキチョウ・イチモンジセセリ・キタテハ -

秋も深まってきました。 11月に入ると、我が家のベランダから望む青葉山の木々はすっかり黄色になりつつあります。 今年は、晩秋になっても気温の穏やかな日々が続き、晴れる日も多いようです。 抜けるような青空の元、秋の蝶たちが厳しい冬の前の穏やかなひ…

猛暑の後に - ヤマトシジミ -

このまま終りがないのでは?と錯覚しそうな猛暑の長い日々が続き、、大きな台風も繰り返しやって来た。 豪雨や高波が襲ったかと思えば大きな地震も起きて、何となくエコ・クライシスの予兆や端緒が感じられるような夏でしたが、やはり季節は移り、秋風がス…

やはり消滅? - ツマジロウラジャノメ -

昨年秋に見つけたツマジロウラジャノメのポイントには、その後何度か様子を見に行きました。 第2化の個体がいないものかと、淡い期待を抱いて、8月下旬から9月中旬にかけて、何度出かけてみても、やはり一頭の姿も見ることができませんでした。 残念なこ…

まさか、第3化? - ミヤマカラスアゲハ -

9月に入ったというのに、なんと先日、仙台市内でミヤマカラスアゲハ♂の新鮮個体を3頭も見かけました。 東北は5月と7月の年2回の発生に決まっている・・・はずですが、あるいは雪深い山奥の谷筋なら、遅い夏型ということも考えられますが(にしても遅す…

夏の終わり - キベリタテハ -

夏の終わりを飾るキベリタテハ。 チョコレート・青紫・黄。 何度見ても、この色の取り合わせの良さにほれぼれします。 こんな3つの補色を纏って粋に装うのは、一体何のために、どんな必要があってのことなのか、一度この蝶に聞いてみたいものです。 例年な…

疎林の草原で - キマダラモドキ -

雑木林に囲まれたススキの草原に、またキマダラモドキが姿をみせてくれました。 この蝶と付き合い始めたのは3年前。 過去の記録には何度も出てくるものの、なかなかお目にかかれずにいたのが、偶然真夏の炎暑を避けるようにして雑木林のなかに飛び込んだ♂を…

薄暮に飛ぶ  - クロヒカゲモドキ -

先日やっと、この蝶との面会を果たしました。 クロヒカゲモドキを撮影したいと思うようになって、何年目でしょうか。 20年以上前には、岩手県の岩泉方面に数か所の棲息地が知られていましたが、いつか行きたいと思いながら果たせないでいるうちに、この地…

チョウセンアカシジミの代置種 - タカラシジミ -

私が台湾に出かけた6月上旬は、例年ならゼフィルスの最適期のはずでしたが、今年は日本同様、すべての蝶の発生時期が早く、多くのめぼしいゼフィルスは5月中に出尽くしておりました。 ターゲットのひとつだったホウライミドリシジミは、日本のキリシマミド…

今年は豊作 - アイノミドリシジミ -

今年はアイノミドリシジミの豊作年のようです。 その一方、アイノがテリを張るエリアで、毎年のように一緒に混飛するメスアカやジョウザンが少ないので、アイノだけがポイントを独り占めしています。 これら3種のそれぞれテリ張りをする時間帯は、アイノが…

神様はゲストに微笑んだ - フジミドリシジミ -

台湾から帰国して、その10日後。 お世話になった林さんが仙台に来られました。 今年で連続3度目の来日。 今回の撮影目的はただ一つ。タニカドミドリシジミの日本における代置種・フジミドリシジミの撮影です。 彼は過去二回とも、フジミドリシジミの撮影…

台湾の代置種に会いにいく - タニカドミドリシジミ ー

今回の台湾撮影行での目標の一つは、日本の各種ゼフィルスの台湾の兄弟たちに会うことでした。 なかでも最大のターゲットは、日本のフジミドリシジミの台湾代置種・タニカドミドリシジミの撮影です。 タニカドミドリシジミは、フジミドリシジミ属の2番目のゼ…

ムシャホシチャバネセセリとは何者? 台湾蝶撮影記2

台湾滞在5日目に、今回の目標の一つである各種イチモンジ・シロタテハ・ホウライコムラサキなどの台湾の特徴あるタテハ類の撮影を計画しました。 台湾の代表的観光地として有名でもあり、蝶好きにはタテハ類の名所として知られている太魯閣渓谷に向かって、…

台湾蝶撮影記1 - 超ド級の珍蝶に遭遇 -

台湾撮影旅行から帰って、もう一か月近くが経とうとしています。 帰国後、相変わらず近くの蝶を追っかけてはいるものの、ブログの更新をする気持ちがすっかり萎えておりました。汗: この間に、台湾でお世話になった林さんが来仙し、低地性のゼフをはじめと…

悲しいことを知りました。 ー ツマジロウラジャノメ・その後 ー

先週、台湾から帰ってきました。 台湾旅行の報告の前にひとつ。 台湾の撮影旅行から仙台に帰ってみると、とても悲しい知らせが待っていました。 出かける直前に、ツマジロウラジャノメの第1化の発生を確認して、帰国してすぐに♀の撮影を楽しみにしていたの…

初のお目見えです - 第1化・ツマジロウラジャノメ -

昨年の9月、やっと訪ねあてたツマジロウラジャノメ。 その頃はすでに第2化の末期で、すべての個体は飛び古していて、綺麗なツマジロウラジャノメを見ることはできませんでした。 過去に、ツマジロウラジャノメを見たのは、夏の第2化の時期ばかりで、ブロ…

原っぱの初夏

今年はどの蝶の発生も異常に速いようです。 例年ならば、これから、というギンイチモンジセセリはもう最盛期を過ぎようとしていますし、6月中旬から姿を見せるヒメシジミが5月29日には出始めました。 自宅前の雑木林では、アカシジミが一昨日から飛び始めま…

春型の季節も終わりかな -カラスアゲハ -

仙台市の南の小山、太白山は例年だとアゲハ類が豊富なポイントです。 毎年、今の時期は黒いアゲハを目いっぱい写しているのですが、今年はどうしたわけか、昨年よりも全体的にアゲハチョウ類の数が少ないように思われます。 とはいえ、もともといい環境のと…

滑り込みセーフ? -アオバセセリ-

お久ぶりのブログ更新です。 今月初め、PCが故障してしまいました。 故障修理に出していたのですが、3週間も待たされた末、結局はHD故障ということで、費用も結構掛かるとの話で、それならば、新しいパソコンにしてしまったほうが得策と考え、やっと新品PC…

北アルプスは、はや初夏の気配?

今年も行ってきました、北アルプス。 いつもなら、中旬から発生が始まるクモマツマキチョウが、4月末にはもう出たという情報が届きました。 蝶の撮影は、何といっても羽化初期のタイミングが肝心。大急ぎで宿の手配をし、蝶友のFさんを誘って、往復14時間…

パステルの花園で -ツマキチョウ-

今年の春は異常なことばかり。 3月には過去最高の気温を記録したり、4月は夏日が連続したり。 そんなめちゃくちゃな気候のお陰で、蝶たちの発生も異常に早くなっているみたいです。 ミヤマカラスアゲハについで、春の定番、ツマキチョウの出番がやってきま…

小山の頂上にて -ミヤマカラスアゲハ-

仙台旧市内の南外れにある太白山に、足しげく通う日々が始まりました。 春一番に出てくる、Papilio属(真正アゲハ属)の美麗種、ミヤマカラスアゲハの姿を求めて、険しい岩だらけの小山に息を切らせて登る毎日。 昨年は、苦労の割に、この小山の天辺ではあま…

深雪地帯にも春が来た ギフチョウ

4月の下旬になっても、まだまだ深い残雪が沢筋にたくさん残っている月山の山麓。 春が遅い深雪地帯の山奥にも、やっとギフチョウの季節が訪れました。 仙台ではとっくにヒメギフの最盛期がすぎ、どこの発生地もボロボロの個体だけになってしまうころ、日本…

マクロレンズで

もうそろそろヒメギフチョウも盛りを過ぎ、多くの発生地ではスレや破損の個体が多くなってきました。 そんななか、比較的綺麗な♀がいて、盛んに産卵行動をしていました。 仙台周辺では今年最後の綺麗な個体かもしれないと思い、マクロレンズでその美しさが実…

初めての動画

ブログ主の蝶友の中には、ビデオで蝶の動画を撮影しておられる方が何人かおられます。 通常のデジカメにも、今はHDや4Kの動画を撮影できる機能がごく当たり前についていますので、この機能を使わない手はないという、某動画作者のアドバイス(というかそそ…