2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

疎林の草原で - キマダラモドキ -

雑木林に囲まれたススキの草原に、またキマダラモドキが姿をみせてくれました。 この蝶と付き合い始めたのは3年前。 過去の記録には何度も出てくるものの、なかなかお目にかかれずにいたのが、偶然真夏の炎暑を避けるようにして雑木林のなかに飛び込んだ♂を…

薄暮に飛ぶ  - クロヒカゲモドキ -

先日やっと、この蝶との面会を果たしました。 クロヒカゲモドキを撮影したいと思うようになって、何年目でしょうか。 20年以上前には、岩手県の岩泉方面に数か所の棲息地が知られていましたが、いつか行きたいと思いながら果たせないでいるうちに、この地…

チョウセンアカシジミの代置種 - タカラシジミ -

私が台湾に出かけた6月上旬は、例年ならゼフィルスの最適期のはずでしたが、今年は日本同様、すべての蝶の発生時期が早く、多くのめぼしいゼフィルスは5月中に出尽くしておりました。 ターゲットのひとつだったホウライミドリシジミは、日本のキリシマミド…

今年は豊作 - アイノミドリシジミ -

今年はアイノミドリシジミの豊作年のようです。 その一方、アイノがテリを張るエリアで、毎年のように一緒に混飛するメスアカやジョウザンが少ないので、アイノだけがポイントを独り占めしています。 これら3種のそれぞれテリ張りをする時間帯は、アイノが…

神様はゲストに微笑んだ - フジミドリシジミ -

台湾から帰国して、その10日後。 お世話になった林さんが仙台に来られました。 今年で連続3度目の来日。 今回の撮影目的はただ一つ。タニカドミドリシジミの日本における代置種・フジミドリシジミの撮影です。 彼は過去二回とも、フジミドリシジミの撮影…

台湾の代置種に会いにいく - タニカドミドリシジミ ー

今回の台湾撮影行での目標の一つは、日本の各種ゼフィルスの台湾の兄弟たちに会うことでした。 なかでも最大のターゲットは、日本のフジミドリシジミの台湾代置種・タニカドミドリシジミの撮影です。 タニカドミドリシジミは、フジミドリシジミ属の2番目のゼ…

ムシャホシチャバネセセリとは何者? 台湾蝶撮影記2

台湾滞在5日目に、今回の目標の一つである各種イチモンジ・シロタテハ・ホウライコムラサキなどの台湾の特徴あるタテハ類の撮影を計画しました。 台湾の代表的観光地として有名でもあり、蝶好きにはタテハ類の名所として知られている太魯閣渓谷に向かって、…