2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

遅れに遅れた羽化期 - カラスアゲハ 3つのタイプ -

カラスアゲハも、今年はだいぶ異常な発生の仕方です。 発生時期が昨年より10日ぐらい遅くなりました。 なぜか、毎年同時に羽化してくるオナガアゲハが出ても、カラスの姿が全く見えず、今年はカラスが全くいないと思ったほどです。 先々週からやっとカラス…

土壇場のミヤマカラスアゲハ

今年の春の異常な降雪で、春に出てくる蝶に最も影響があったと思われるのが、ミヤマカラスアゲハでした。 ヤマツツジの開花にシンクロするように発生してくるはずが、今年は花の開花期にはすでに飛び古した個体ばかり。その後は、例年に比べて極端に個体数が…

おひざ元の危機  - タイワンツバメシジミ -

タイワンツバメシジミは、なにせお国の名前がついてるくらいだから、とーぜん台湾にはゴマンといる普通種だろう、と思っていたのは10年前。ある昆虫同好誌で台湾の某研究者から、油断をしていたらいまや絶滅寸前の危機です、という報告が掲載されているの…

梅雨の合間に - ベニモンシロチョウ -

台湾での初日、台中の西部に雨が降らない場所があるようだ、というわけで、3時間半かけて南投縣の谷関に出かけました。 ここは、私の未撮影種が沢山いるという場所で、まずは美しいベニシロチョウを探します。 林さんが台中のご友人に電話して、いまベニシ…

また台湾に行ってきました。

昨日、台湾から帰ってきました。 あいにく、出発当日から台湾は梅雨入り。 例によって(笑)、台湾全土が大雨か小雨の毎日でした。 案内してくれる林さんが、毎日台湾の気象WEBで各地のローカルな一時間ごとの天気状況をチェックしてくれました。そして、…

今年のミヤマカラスアゲハ

待望のミヤマカラスアゲハのシーズンとなりました。 今年最初のピッカピカの春型を写すつもりで、いつもの小山のピークで待ち構えていましたが、なぜか異常に個体数が少ないようです。 4月下旬、一日待機して、3頭を見ただけ。 初日は樹上をものすごいスピ…

ツマキチョウとヤマルリソウ

ヒメギフやコツバメの季節が過ぎ、野原にはツマキチョウが舞い始めました。 この蝶の魅力は、やはりほかの蝶と違った先のとがった翅の形です。 ♂は、その鈎状になった翅の先がオレンジ色というところが、またいいですね。 一日中♀を探して飛び回った後、斜め…