2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
タチツボスミレで吸蜜する♂ 先週は、丸々一週間、ツマキチョウを追いかけました。 4年来、碧い花が見事なヤマルリソウへ吸蜜に来るシーンを撮影したいと狙っているのですが、1年目と2年目は首尾よく撮影できたのに、昨年は撮れず。今年も、結局撮れずじま…
ヒメギフの撮影が終われば、続いてスギタニルリシジミ、コツバメなどの春のチョウを追いかけるのが通例ですが、今年は季節の進み方が著しく早くて、まだ新鮮なうちにと思っていたスギタニルリは、すっかり擦れたり、破損したりの個体ばかりになっていました…
春の一員、ミヤマセセリ。 ちょっとしたコナラの雑木林があれば、里山のどこにでも見られますが、セセリチョウの中ではアオバ・キバネについで大きな種類で、春先に出ることと言い、その複雑な模様と言い、なかなか味わいのある蝶です。 前羽の白い紋様が目…
去年はオガサワラシジミの絶滅という悲しい出来事がありました。 いま、オガサワラシジミに次いで危機的状況にあるのが北海道・アポイ岳のごく狭い稜線にだけ生息するヒメチャマダラセセリ。 このチョウは南アルプスのライチョウと同じ理由で棲息地を失いつ…
友人のS君から頂戴したミヤマカラスアゲハとカラスアゲハの蛹が毎日羽化しています。 野外で見るときは、素早く飛ぶ蝶の子細をじっくりと眺めるということはかなりの偶然でもない限り、まずあり得ませんが、日本の蝶でも一番に美しい種の羽化してきたばかり…
ヒメギフチョウの発生も、はやピークを過ぎ、そろそろスギタニルリシジミの撮影でも・・・と思って二日ぶりに晴れ渡ったいつものフィールドに出てみると・・・ 黒いアゲハが飛んできました。今の時期飛ぶ黒いアゲハと言ったら、ミヤマカラス以外にないはず。…
これを撮影したのは、かつてはヒメギフが多産していたポイントで、昨年までは殆ど生息が絶えたと思われていた場所です。 トウゴクサイシンやカタクリが勢いよく生育できる適度の日陰を提供していた大木が皆伐され、裸になった地面にはササ類が繁茂してしまい…
ギフチョウは、分布が広いだけあって、微妙に異なる地域変異があります。富山から新潟、山形にかけて密度濃く生息する個体群は、黄色の縞模様が明るい傾向で知られていますが、信濃南部・木曽谷のギフチョウは黒縞が太く、黒いギフとなるそうです。以前から…