2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
前回のタイワンコヤマキチョウと同じ標高の山地は、いろいろな森林性ジャノメチョウの棲家でもあります。どのジャノメも斑紋が複雑で綺麗なものばかりです。 その代表といえるのが オジロジャノメ 地味なジャノメ類が多い中で、後翅表面の白い斑紋が大きく美…
ホッポアゲハを撮影しに行く途中の標高1500mほどのところで写した蝶。 タイワンコヤマキチョウ 高標高地に特産するヤマキチョウの一種。台湾固有種です。 次種のタイワンヤマキより高い山地に生息し、雄も雌も同じような薄い黄色をしているのが特徴です。ヤ…
台湾中部にそびえる奇萊山群(標高3000M) ホッポアゲハは、2000mを越える高地だけに生息する台湾特産種の一つです。世界中のカラスアゲハ類の中でも、日本のミヤマカラスアゲハと並んでトップクラスを誇る美しい蝶ですが、カラスアゲハ類特有の俊敏な飛翔…
台湾中部の有名な昆虫産地、南山渓の蝶の続き。 台湾ではごく普通に見られるものから、珍しい種類まで、ここに生息する蝶は多数に上ります。 タイワンフタオツバメ センダングサから飛び上がったところ。 先にアップしたメスジロキチョウみたいに、飛び上が…
台湾・低山地の蝶の続きです。 ウスムラサキシロチョウ 台湾の平地から低山帯にかけて、広く分布しています。 一見あまり変哲の無い、地味な感じがするシロチョウですが、よく見ると翅の裏は黄色と、名の通り、紫がかった微妙な色合いの蝶で、翅の表も、単純…
これも南山渓で撮影。 台湾の低山地帯に広く分布する美しいウラナミシジミの一つです。 日本でも八重山諸島に普通。遠く九州や四国、本州南部まで飛んでくることがあるようです。 雄はメタリックに輝く濃いブルー。 雌は鮮やかな明るい水色で、どちらも本州…
台湾中部に位置する「南山渓」は、戦前戦後を問わず、多くの日本人の昆虫愛好者が訪れたトラディショナルな台湾産昆虫の棲息地です。 狭い渓谷に低・中標高を住みかとする数多くの蝶が生息していて、ここを訪れるだけで台湾を代表する種を観察することができ…