2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼフィルス 追いかけ日記 6 - アイノミドリシジミ -

ゼフ追いかけシリーズ、今回はアイノミドリです。 アイノミドリシジミは、各種ゼフの中でもフジミドリに次いで奥山にいるミドリシジミだと思います。 ミドリシジミ類の中でも、とりわけ緑色の濃い、輝きの強い蝶で、撮影にも意欲が湧きます。 ところが、仙台…

今日の一枚 ホソバセセリ

暑いさなか、ムモンアカシジミを探して近くの林を歩いていると、素早く飛ぶ影が見えた。 セセリであることはわかったが、あまり見慣れない蝶だ。 レンズを通してよく眺めてみると、ホソバセセリだった。 もともとは関東以南に多くて、東北では見かけることの…

ゼフィルス 追いかけ日記 5 - フジミドリシジミとウラキンシジミ -

ゼフ追っかけシリーズ5回目は、フジミドリシジミとウラキンシジミです。 今年ゼフィルスを追いかけるにあたって、仙台近郊では難題となりそうだな、と感じていたのは、 ★ フジミドリシジミとウラキンシジミが確実に撮影できるポイントを探し当てる というこ…

ゼフィルス 追いかけ日記 4 - ジョウザンミドリシジミ -

ゼフ日記シリーズ4回目は、ジョウザンミドリシジミ。 ジョウザンミドリシジミは、里近くの山地から、ミズナラがうっそうと茂る深山まで、広く生息しています。 エゾと重なることも多いですが、より山地に深く入った谷筋を好むようです。 先のエゾ・オオミド…

ゼフィルス 追いかけ日記 3 - エゾとオオミドリ-

仙台周辺にいるミドリシジミ類では、一番身近なものが、オオミドリシジミとエゾミドリシジミです。 特に、オオミドリシジミは宅地造成された住宅街の隅に、辛うじて残されたコナラを主体とする雑木林にいることが多く、最も近くでみられるミドリシジミです。…

ゼフィルス 追いかけ日記 2 - メスアカミドリシジミ -

ゼフ追いかけシリーズ 2回目はメスアカミドリシジミ このゼフは、仙台近郊では低山ではあまり見たことがありません。 ヤマザクラやエゾノウワミズザクラなんかの野生サクラに付くので、雑木林があちこちに残っている住宅地周辺にいてもよさそうな気がするの…

・・・悪戦苦闘・・の巻  クロシジミ

前回からのつづき 40年ぶりに会うクロシジミを夢中で撮影していると、一緒に出かけた蝶友のFさんが、なんだこりゃ!と声をあげました。 急いでそちらに行ってみると、ヒメシジミの♂がクロシジミの♀をしつこく追っかけまわしているところでした。 クロシジミ♀…

アリの乳牛  クロシジミ

Ant Cow<アリの乳牛>、と言われるアリの巣中で幼虫時代を過ごす一群の蝶たちは、どの種も生息地が狭小でなかなか出会う機会が少ないようです。 今から40年ほども前のことですが、秋田にいたころ、オオミドリシジミの♀かと思って捕まえてみたら、それはクロ…

ゼフィルス 追いかけ日記 1

今年は、春の異常な暑いお天気のせいで、全般的に蝶の発生が半月から10日ほど早まっているようです。 ゼフィルスも、一番発生の早いアカシジミは、今年はなんと6月3日には羽化が始まりました。 これまで、あまりゼフィルスをきちんと撮影したことがなかった…

今日の一枚  トラフシジミ

夏型が出始めました。 トラフシジミは普通種と言いながら、カラスシジミ的というかゼフィルス的な翅形と飛び方で、トラフと判るまでは、ついドッキリしてしまいます。 春型のねずみ色の縞模様も美しいですが、夏型の淡いチョコレート色のトラ模様も独特です…

今日の一枚  モンシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ

20年以上前に出版された(古っ! w)北隆館の「原色蝶類検索図鑑」は、私がいまでも似たような蝶の種類同定に一番利用している本です。 この本ではスジグロチョウの類は、スジグロチョウとエゾスジグロチョウの2種だけで、エゾスジグロチョウは本州亜種と北…