枯草のススキ原で - ミヤマチャバネセセリ -
初夏の蝶たちが出てくるまでのひと時、
冬枯れの景色がすこしずつ若草色に萌えて色づき始めます。
そんな中で、お目見えするのがミヤマチャバネセセリ。
地面でテリ張り。
近くで他の♂もテリを張っていて、お互いが追撃しあって猛スピードで飛び回ります。
他の個体を追いかけて飛び立った後、また同じ場所に戻ってくる。
ステルス偵察機みたいな飛行。地面すれすれにカメラを構えて狙いました。
テリトリー内には、背丈10㎝ぐらいの小さなカラスノエンドウがポツンポツンと生えています。
猛発進でおなかがすくと、思いついたようにこの花にやってくる。
枯草模様のモノトーンの中で、ピンクの花がとても美しい。
ススキの枯葉の上に、♀を見つけました。