今年の初撮り - ヒメギフチョウ -
やっと出ました。ヒメギフチョウ。
3月とは思えないような暖かい日があったかと思えば、寒気が入ってきたりを何度か繰り返していましたが、やっと気温も安定してきたようです。
仙台はいま、新型コロナの感染拡大で大変な状況ですが、ブログ主にとっては、これからは毎日フィールドに出られるのが最大のコロナ対策です。笑
今シーズンは、低山では3月26日過ぎに出てきました。奥山でもほとんど同じように出始めているようで、やはり積雪が少ないためでしょうか。
枯葉上で日光浴する♂
この場所では、カタクリも数日前から咲き始めたばかり。
枯葉の上をさ迷うようにして飛ぶ♂。
まだ羽化してこない♀を探している様子です。
チョウも花も新鮮そのものでした。
冬眠から覚めました ( ´艸`)
やっと春めいた日差しが感じられるようになりました。
今日は気温も上がりそうなので、様子を見に近くの山に出かけてみました。
毎年一番最初に咲くカタクリはもう3~4株開花していましたが、ここは昨年いつまで待ってもヒメギフが現れなかった場所です。この場所でカタクリの生育状況を確認した後、別のポイントに移ってヒメギフの気配を探ってみましたが、まだ少し早いようです。
目の前の山道を飛び立っては日光浴を繰り返す越冬明けの蝶を相手に、今年の写し初めとしました。
シータテハ
テングチョウ
長い冬を越えてきたというのに、どれも綺麗な翅をしていました。
ルリタテハの飛翔を狙いましたが、旨くタイミングが合わず静止画像のみ。とはいえ、鮮やかな青色はそれだけで絵になりますね。
2021年3月 カレンダー
早いもので3月入り。
やっとオフ・シーズン明けが見えてきました。
一度掲載したカレンダーですが、今月から、改めて月ごとにアップすることにしました。(;^_^A
オフ-シーズン 7 - ミドリシジミ各種 -
昨年の6・7月は、天候不順であまりフィールドに出掛けなかったせいもあり、ミドリシジミ類の撮影も不本意なままに終わってしまいました。
あまりいい画像がなく、昨年のブログでは殆どアップしていませんでしたが、不本意ながらもその何枚かを・・・(;^_^A
メスアカミドリシジミ
サワウツギの葉上でテリを張る♂
近くを通りかかった小さな双翅類を追いかける
ミツバウツギでテリ張り。
オス同士の追尾。卍巴飛行
アイノミドリシジミ
昨シーズンは、近接写真が殆どなかった。
エゾミドリシジミ
日陰の湿った地面で、新鮮な♂が地面で吸水していた。
吸水を終えて飛び上がるところを狙ったが、タイミング悪く飛び立たれてしまった。
オオミドリシジミ
これは♀
羽化直後と思われる綺麗な♀
ヤマハンノキでテリを張る♂
大きなカシワの葉に抱かれるようにして止まっていた♂
♀が霧雨の中、下草に降りていた
オフ・シーズン6 - ツマジロウラジャノメ -
ネタ無しシーズン第6弾は
ツマジロウラジャノメ
4年前に見つけたポイントでは、昨年も結局一頭も姿を確認することができませんでした。残念ですが、やはり地域個体群絶滅ということだと思います。涙;
とはいえ、別の場所では数個体を撮影することができました。
このポイントは上記の場所よりずっと市内に近く、ブログ主が20年前に仙台に来たばかりの頃、一度だけ♀をコンデジで写したことがあるのですが、その後何度もシーズンに出かけてもお目にかかれずにいた場所です。2年前に20年振りで再会できたというわけです。
その後知りえた情報によると、昨年お知り合いになった方も同じ所で何度か採集・目撃をしておられるとのことでした。
他の訪花性ジャノメと同様、黄色い花に好んで吸蜜に訪れます。
早朝、日光を浴びるためか、崖で活動を始めた。
日陰の花に執着しているせいで、あまりコントラストよく写せないのがちょっと悔しい。(;^_^A
オフ・シーズン 5 ー クジャクチョウ -
ネタ無しシーズン第5弾は
クジャクチョウ
数年前に、近くの低山帯では全く姿を消してしまったことがあり、あんな普通種さえ簡単には見られなくなるのかと悲観する向きもありましたが、その後復活して、昨年はどこの山里でも沢山クジャクチョウの小粋な姿を見ることができました。
卵塊をつくるタテハチョウ類ではこうした個体数の激しい増減がしばしばあるようで、食草や寄生バチなどが要因と言われますが、昨シーズンはヒオドシチョウがやや少なかったように思います。
私自身は見ていませんが、数年前エルタテハが盛大に発生したことがあったり、キベリタテハが観光道路沿いのトイレに沢山止まっていたとかという話を聞いたことがありました。その数年後には、どちらも今度は極端に数が減って、全く姿を見ることができないという年もあります。
初夏、羽化したばかりのクジャク模様が映える。
たまに、こんな柿色が強い個体を見かけます。
台風一過の翌日、やっと夏眠から覚めて出てきた。
ダケカンバに止まっていた越冬前の♂。
白い樹肌と赤色の対照が美しい。
秋の気配が濃い高原で、地面に倒れかかったアザミの花で吸蜜する。