ヒメギフシーズン、到来

やっと仙台も今日、桜が満開になったそうです。
櫻といえば、蝶好きにとっては即 ヒメギフ・ギフのシーズン。
私は先週、南関東で唯一残ったギフチョウの生息地に行ってきました。
あいにく、風が強くて気温が上がらず、日差しも弱かったのでギフチョウの姿を見ることはかないませんでした。
ここの場所を案内してくれた東京のKさんは、今週再度でかけて梅、ツツジ、スミレ、桜などの各種の花に吸蜜に訪れるギフチョウの撮影をたっぷり楽しまれたそうです。
イメージ 1
神奈川県津久井郡石砂山 2014.04.05
このギフチョウの生息地にあるカンアオイ おそらくカントウアオイ
    

イメージ 2
神奈川県津久井郡石砂山 2014.04.05
上のカンアオイと同じ種類なのかは不明
カンアオイ類の葉は、同一種でも、上のような斑入りから、この画像のように葉脈のはっきりしたもの、模様が全く明確でないものなど個体変異が激しいので、花の形状を見ないことには判別が難しい。


今週仙台近郊では、7日からヒメギフの羽化が始まりました。
7日は日差しがあるものの、寒気が南下して気温も低くてヒメギフはまだ早いかなと思いつつも、まだ出ないということもデータの一つと思い、出かけてみました。
あにはからんや、ポイントに到着して間もなく、ふわふわとヒメギフ君、現われました。
たった今、羽化して初めて羽をはばたかせてみたという感じの力のない飛び方です。
まさしく、今年のこの場所での一番最初の♂と思われました。

イメージ 3
仙台市青葉区 2014.04.07                    CASIO EX-100 f/4 1/2000s ISO-500 24-300mm
今年最初の出会いってことで、丁寧にピントを合わせ、手ぶれしないようにじっくりと構えてシャッターを押しました。

イメージ 4
仙台市青葉区 2014.04.08                    CASIO EX-100 f/4 1/1000s ISO-160 24-300mm
ヒノキの枝上で日光を存分に浴びる♂

イメージ 5
仙台市青葉区 2014.04.11                                     DMC-GX1 f/4 5 1/800s ISO-200 45mmMACRO
跳ねるようなカタクリの花びらと相対象に羽を広げて吸蜜する姿勢の面白さを狙ってみました。

イメージ 6
仙台市青葉区 2014.04.12                                                 DMC-GX1 f/2.8 1/1000s ISO-200 45mmMACRO
羽化したばかりの♂が光を求めてやや高いところに静止

イメージ 7
仙台市青葉区 2014.04.09                                  DMC-GX1 f/5.6 1/800s ISO-320 45mmMACRO
毛先一本一本が鮮明に写し取れるかどうか・・・MFで撮ってみたのですが

イメージ 11
仙台市青葉区 2014.04.08                   CASIO EX-100 f/3.2 1/1000s ISO-80 24-300mm
羽化したてで、まだ十分に羽の伸びきらない♀に交尾を仕掛ける♂。
この交尾カップルに、次々に別のオスがやってきた。

イメージ 8
仙台市青葉区 2014.04.08                   CASIO EX-100 f/4 1/2000s ISO-500 24-300mm
上の画像のような交尾姿勢から、メスが羽を開いてこのような形になると、交尾嚢の作成も終了間近。
この後、間もなくカップルは離れ離れになる。

イメージ 9
仙台市青葉区 2014.04.08                   CASIO EX-100 f/2.8 1/2000s ISO-500 24-300mm
チョウの飛翔写真を撮るのはなかなか難しい。
ほんとはもっとピシャリと目の辺りにピントが決まってほしい 汗;

イメージ 10
仙台市青葉区 2014.04.10                   CASIO EX-100 f/8 1/80s ISO-80 24-300mm
林の向こうから差し掛かる春のまぶしい日光と、ヒメギフを一枚の絵にしてみたかった・・のですが、
レンズのフレアがかかっちゃった。
もうちょっと俯角から撮った方がよかったかも。