今日の一枚  モンシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ

 20年以上前に出版された(古っ! w)北隆館の「原色蝶類検索図鑑」は、私がいまでも似たような蝶の種類同定に一番利用している本です。
 この本ではスジグロチョウの類は、スジグロチョウとエゾスジグロチョウの2種だけで、エゾスジグロチョウは本州亜種と北海道亜種に分けられています。
 ところが、私が蝶の関心から一時離れていた間に、エゾスジグロチョウの二つの亜種は、本州産がヤマトスジグロシロチョウ、北海道産はエゾスジグロシロチョウ、と2種に分けられていました。
 スジグロチョウの3種は、季節型があるうえに、♂と♀の区別も含めて判りにくく、白の地にかすれたような黒いスジがあるだけというそっけない姿のせいもあって、いまだにきちんと覚えることが出来ません。
 カメラを向けるのもつい、後回しになって、よくよく見まわすと、スジグロチョウの写真はほとんどありませんでした。

 これではスジグロチョウに申し訳ないと思い、ゼフの撮影の合間にシャッターを押しました。
 自分ではてっきりスジグロチョウだとばかり思ってカメラを向けたのに、よくよく眺めると、モンシロチョウとヤマトスジグロチョウを撮っていたことが判りました。汗;
イメージ 1
     2015/06/17  仙台市青葉区

 交尾中のモンシロチョウのペアに、ヤマトスジグロの♂が2頭、絡んでいた。
 交尾しているのが、モンシロなのか、ヤマトスジグロなのかよくわからないが、後翅裏が薄黄一色のことからして多分モンシロかと・・・。汗;
 彼らにしても似たようなモンシロは同類の♀と思って絡んでいるんでしょうね。笑