連写のテスト

このブログのアップも2回目です。・・・・汗;

去年まで、蝶の撮影には安いコンデジと、蝶の素早い動きを丸ごと写すことを目的に、HDホームビデオで撮影していました。
去年台湾に出かけたときも、この二つのカメラで蝶の撮影をしたのですが、さすがホームビデオとはいえ、ハイビジョン撮影の動画映像は美しくて、大型の液晶TVに映し出すとその高精細な迫力と臨場感は素晴らしいものがありました。まさしく、蝶と言う生き物の姿を通して生命の不思議と驚きを眼前にしている感動がよみがえります。

ところが、どれほどハイビジョン映像が美しく見えても、その一画面をキャプチャーして静止画としてPCに取り込んでみると、これは安物のコンデジ以下のボケボケの画像であることが分かりました。
L版サイズのプリントなら、まだなんとかガマンできる範囲ですが、A4サイズに伸ばして額に入れて・・とやってみたら、ピントは甘いわ、コントラストは低いわ、色のりは悪いわで、とてもがっかりしました。
それでも、撮った映像は貴重なものばかりなので、そのクオリティの悪さには眼をつぶって、部屋の壁に飾っておいてはいるのですけどね。笑

今年の5月にまた台湾に出かけるに当って、せめてカメラだけはもう少し光学性能の良いものにして、プリントしてもそれなりに見栄えのする写真を撮ってみたいものだと思い、ミラーレスを購入したのですが、同時に、CASIOの連写・速写・高速度動画撮影が可能と言うコンデジも買い求めました。
ほんとは、5・6年ほど前に出たEX-F1という機種が欲しかったのですが、もう販売停止となっていて、今買えるのはEXILIM EX-ZR200という一般的な機種です。
これは、光学性能はあまり良くないですが、スローモーション撮影と連写が出来ると言うのが、蝶の動きを追ってみたいというものにとっては大変すぐれものだと思いました。

台湾に出かける前に、近所の山で練習してみたのが以下の写真です。
蝶が飛び立つ瞬間をパスト連写して、一枚の写真に合成してみました。

イメージ 1













CASIO EX-ZR200 53mm f/5.9 1/1600 IOS-250 2012/04/29 14:05 仙台市青葉区作並

クジャクチョウとキタテハが仲良く日向ボッコしているところです。
このあと、二つの蝶がほんの少しのタイムラグで飛び立ったところを連写合成しました。

イメージ 2
                               CASIO EX-ZR200 53mm f/5.9 1/1600 IOS-250 2012/04/29 14:05 仙台市青葉区作並
まず最初に、クジャクチョウが頭上を飛ぶ蜂を追いかけて飛び立ちました。


イメージ 3
                               CASIO EX-ZR200 53mm f/5.9 1/1600 IOS-250 2012/04/29 14:05 仙台市青葉区作並
続いて、それを追う様にしてキタテハも飛び立ちました。



同じように、ヒメギフチョウとヒメシロチョウの連写合成です。
イメージ 4
CASIO EX-ZR200 24mm f/5.7 1/1000 IOS-400 2012/05/01 13:16 仙台市青葉区作並

実際写された画像は30枚なのですが、大まかに6枚の画像から合成してみました。
蝶の羽ばたきの連続した動きは断片化してしまいますが、絵としては運動感が出ます。



イメージ 5
CASIO EX-ZR200 14mm f/12.4 1/640 IOS-800 2012/05/07 11:37 岩手県北上市

これは、やはり30枚からの画像のうち7枚を使いましたが、蝶の動きが遅いので羽ばたきが重なり合い、ちょっとうるさい感じになってしまいました。


これ以外にもスローモーションで撮影したものがありますが、これは蝶の動きに合わせてフレームに入れ続けることと、つねにピントを合わせ続けるという二つの操作が要求されるので、私には結構難しいと思いました。
あまりうまく出来ませんでしたが、練習映像を2つご紹介いたします。

撮影したカメラは、同じ CASIO EX-ZR200 
* 画面の右上にロゴが出ますが、動画編集で使用した動画ファイル変換ツールの無料版のロゴです。

ヒメギフチョウの飛翔。
静止画像とは別の日時・場所で撮影したものです。





ヒメシロチョウ。この蝶も随分少なくなりました。

10年程前には、私が住んでいる近くにも発生地がありましたが、今では宮城県内の発生地はどこも消滅してしまい、聞いたところでは、僅かに残っていた気仙沼の発生地も津波被害にあった可能性があるそうです。
これはお隣岩手県の残り少ない発生地で撮影した画像です。
この発生地も、ツルフジバカマが非常に衰退していて、先が危ぶまれます。