今日の一枚 ルリシジミとツバメシジミ

 6月中旬にウラゴマを探していたとき、大きなイボタが生えているポイントの近くを流れている小川を歩いていると、岸にできた小さな砂州に白いシジミチョウの群れが集団吸水をしているのが目に入りました。
 この夏の異常な熱波が始まる前の頃で、この日はそれほど暑いわけでもなく、むしろ湿度の低い過ごしやすい気象でした。
 10頭ぐらいのルリシジミの群れのなかに、ポツポツとツバメシジミも混じっています。
 どれも、新鮮で綺麗な♂。 
 この10数頭の群れが数か所にできていて、あたりに蝶の数は50頭近くいたかもしれません。
 こんな瑠璃色のシジミたちが沢山集まっているところに遭遇したのはずいぶん久しぶりです。
 5年前、台湾の南山渓に撮影に出かけたときに、タッパンルリ、アリサンルリ、ホリシャルリなどが大群をなして吸水していたのをなつかしく思い出しました。
 台湾のルリシジミたちの群れも見事ですが、ツバメシジミのような尾と、赤い尾紋をもったものが混じっていなかったのでどれも同じ淡色に見えたのに比べて、この小川の群れは、小規模ながらも変化があってなかなかいい風景だと思いました。
イメージ 1
2015/06/20  宮城県名取市
この小群は、もっと両脇に蝶がいるのですが、トリミングしてまとめました。
ツバメシジミが3頭混じっています。