緊急事態!

 私の蝶のブログでは異例のことですが、自然愛好者として、これは座して眺めているわけにはいかない事態が沖縄のヤンバルで進行しているようなので、敢えてここに他リンクの緊急の呼びかけを張らせていただきます。



緊急賛同募集!
生物多様性の宝庫、やんばるの森と住民の生活を守るために行動を! 
高江ヘリパッド建設中止を!



生物多様性の宝庫、
 やんばるの森が危ない! 

 「やんばるの森」は、沖縄島北部の国頭村・東村・大宜味村にまたがる亜熱帯の森。ヤンバルクイナをはじめ、地球上でこの森や琉球列島にのみ生息し独自に進化した固有種が見られ、特有の生態系が形成されています。また多くの絶滅危惧種を含む希少種や固有種が生息しており、世界的な生物多様性保全の上でも重要な地域とされています。
その価値が認められ、現在、世界自然遺産登録に向けけての取り組みが進められています(注1)。
東村高江は人口150人ほどの小さな集落。自然豊かな環境で住民は平和に暮らしてきました。住民たちは、やんばるの森を「神々のすむ森」として畏敬し、守ってきました。
しかし、集落を取り囲むように、6か所の米軍オスプレイ用離着陸帯が造成されようとしています。住民の強い反対にも関わらず、すでに2つは出来てしまい、耐えがたい騒音をまき散らしてオスプレイが昼も夜も飛び続けています。
今年7月になって隣接する国頭村安波の4か所を造成するために、政府は日本中から500人もの機動隊を派遣し、座り込みの抗議行動を非暴力で行う住民と支援者を暴力的に排除しました。この結果、頸部を圧迫された女性、ろっ骨を折られた男性など、3人が救急搬送されました(注2)。また、沖縄防衛局は市民のテントや全国からの支援物資を持ち去りました。この行為を含み、日本政府の今回の強行手段は違法性が高いものであると複数の弁護士が指摘しています(注3)。
日本の本土のメディアは、ほとんどこの状況を報じません。
  私たちは、日米両政府に訴えます。このように、人権を踏みにじり、かけがえのない自然と人々の暮らしを壊す高江のヘリパッド建設の強行を直ちにやめてください。
私たちはまた、日本・世界のメディアに訴えます。この信じられないような沖縄県東村・国頭村の状況を取材し、真実を報道してください。
  私たちは、日本および世界中の心ある市民に訴えます。生物多様性の宝庫であるやんばるの森を守るため、必死で抵抗を続ける人たちのために、声をあげ、行動をおこしてください。


注1)ただし、日本政府による、やんばるの世界自然遺産推薦候補地は、比較的開発が進んだ国頭山地西側だけで、良好な自然が残されている東側の米軍北部訓練場は除外されている。
注2)複数の住民・支援者の証言および多くの映像資料による。主要な報道は以下のとおり。

琉球朝日放送)高江で強制排除始まる 2016年7月22日 放送
http://www.qab.co.jp/news/2016072281990.html
RBC THE NEWS「東村高江ヘリパッド工事再開」2016年7月22日放送
https://youtu.be/rxQq3u_DN2Y
沖縄タイムス「<米軍ヘリパッド>工事強行、3人搬送 警官500人で市民排除」2016年7月23日 16:50
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179701
琉球新報「国が高江工事を強行 機動隊が市民排除 10時間超 県道封鎖」 2016年7月23日 05:04
http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-321711.html

注3)指摘されている機動隊の違法行為は、①県道にもかかわらず、県側の許可を取らずに金網のフェンスを張った、②県道にもかかわらず、明確な理由なしに封鎖し、検問を行ったこと、③住民側のテントおよび支援物資を持ち去ったこと、④N1に至る道を営林署への事前協議なしに立木の伐採を行った疑いがあること――などである。

 
呼びかけ団体(2016年7月30日時点)

国際環境NGO FoE Japan
美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ
沖縄環境ネットワーク

沖縄生物多様性市民ネットワーク
沖縄のための日米市民ネットワーク(JUCON)

ジュゴン保護キャンペーンセンター
ラムサール・ネットワーク日本
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
APLA
水源連
ピース・ニュース

公共事業改革市民会議
 
問い合わせ先:090-6142-1807
E-mail: henokotakaengo@gmail.com



緊急声明に個人・団体の賛同を募集しています。

※8月3日までに、37カ国から155団体、5,681人のご賛同をいただきました。
二次締切:8月22日朝9時   三次締切:8月31日朝9時
8月22日の午後に開催を予定している政府交渉の冒頭に、防衛省に提出します。>ご案内
いのちの森と住民の生活を守るために、国際的な声を可視化していきましょう!

個人賛同はこちら
  またはこちらChange.org


団体賛同はこちら
英語版はこちら


この緊急呼びかけの引用リンクサイトは以下のところです。