南山渓の蝶たち  - タイワンタイマイほか -

台湾中部の有名な昆虫産地、南山渓の蝶の続き。

台湾ではごく普通に見られるものから、珍しい種類まで、ここに生息する蝶は多数に上ります。

 

タイワンフタオツバメ

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センダングサから飛び上がったところ。

先にアップしたメスジロキチョウみたいに、飛び上がった勢いで花のおしべが空中に飛んでいます。笑

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クローズアップ。

日本のキマダラルリツバメより一回り大きく、たくましい感じがします。

尾も長く強健な雰囲気。 

 

タイワンタイマイ

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台湾にはGraphium(アオスジアゲハの仲間)が4種類見られますが、その中では一番自然度の高い場所にいる種類で、数もあまり多くないアゲハです。

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この蝶も飛翔力が強く、翅が壊れやすいのでなかなか完全な個体を見る機会が少ないのですが、今回は他の蝶同様、羽化したばかりの個体と出会うことができました。

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タイワンタイマイが吸水しているところに、新鮮なツマベニチョウが。

 

ご存知、ナガサキアゲハ

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日本産とは亜種が異なります。

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雌の尾があるのが台湾亜種。尾を欠くのが日本亜種ですが、
♂は、翅表の黒地に支脈の間に散らばった白い鱗粉が発達するのが台湾亜種の特徴のようです。