中部の高原地帯で - タイワンヤマキチョウなど -
ホッポアゲハを撮影しに行く途中の標高1500mほどのところで写した蝶。
高標高地に特産するヤマキチョウの一種。台湾固有種です。
次種のタイワンヤマキより高い山地に生息し、雄も雌も同じような薄い黄色をしているのが特徴です。ヤマキの美しい濃い黄色とはまた違った優しい雰囲気で、後翅のオレンジ紋が目立ちます。
決して少ない蝶ではないのですが、なかなかチャンスに恵まれず、今回初めて撮影出来ました。
強い逆光で翅が透けて、淡いこの蝶の感じが良く出ました。
時期的にもちょうど羽化期にあたったようで、どの個体も新鮮そのものです。
タイワンヤマキチョウ
日本のヤマキチョウにそっくりですが、翅はより丸みを持っていて、黄色味は更に濃く鮮やかです。
後翅は殆ど尖っている部分がなく、くるりとまるい。
ヒメフタオチョウ
フタオチョウはこれまで何度も出会いましたが、よく似たこの蝶には今回がお初です。
何故か民家の軒の下に固執していました。
犬か猫の糞らしきものに惹かれてやって来た。
警戒してなかなか止まらないので、置きピンで撮ってみたら数枚、焦点が合いました。