ヤマトシジミ 晩秋型

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10月に入って、今シーズンのめぼしい蝶の撮影も終わってしまいました。

フィールドでは、わずかな平地の蝶が何種か見られるだけです。

そんな中で、毎年の恒例、ヤマトシジミの晩秋型を探すのが一番の楽しみとなります。

 

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碧い♀。晩秋に出てくる今年最後の世代。
地面に止まって翅をV字型に開いた場合は、灰色がかった鈍い色となり、撮影しても綺麗な青色が出ないことが多いようです。

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上の2枚のように、飛んで翅が屋根型になった時だけに、綺麗な青色が閃きます。

 

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これは晩秋型の♂。全面淡青色で、真珠のような光沢となります。

 

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産卵のために、カタバミの生えた地表すれすれを飛ぶ♀。

 

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カタバミの草むらに止まって産卵。

 

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同じ場所でスミレに産卵するツマグロヒョウモンの暗青色に惹かれてやって来た♂。

 

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特別に黒化した♂。

一見、晩秋型の青メスに見えますが、尾端の形状は紛れもない♂。
青♀に求愛するシーンを待っていましたが、他の♂を追いかけてどこかに飛んで行ってしまいました。

 

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スーバーブルーに近いとても綺麗な♀。いまいち綺麗な青が出たショットは撮れず。残念。(;^_^A