ちょっと遅すぎました・・・ - スギタニルリシジミ -

 

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 ヒメギフの撮影が終われば、続いてスギタニルリシジミ、コツバメなどの春のチョウを追いかけるのが通例ですが、今年は季節の進み方が著しく早くて、まだ新鮮なうちにと思っていたスギタニルリは、すっかり擦れたり、破損したりの個体ばかりになっていました。(;^_^A 

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まだそれほど擦れていない♂が一頭いました。
鈍い青銅色の翅表が実に渋い感じで、似たような色合いのコツバメも悪くは無いですが、深みのあるいい蝶だと思います。

 

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笹に止まった♂。すっかり擦れてしまっています。
いつもならまだまだ新鮮な個体がいる時期ですが、今年はすっかり最盛期を過ぎつつあるようです。

 

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こちらは、産卵行動中の♀。
高さ10mぐらいのトチノキの枝先に燃え始めた若芽の周辺を盛んに飛び回っては、産卵をしています。

 

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手持ちの望遠レンズを使っても、拡大できるのはせいぜいこの程度が限界。
産卵して飛び上がったところを狙ってシャッターを切りました。

 

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別の谷筋で、ツマキチョウを追いかけていると姿を現した♀

 

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タネツケバナの花上で吸蜜をして、あまり遠くに飛びません。
チャンス到来とばかり、やや接近して撮影。

 

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これだけ近づいても、♀特有の青い金属光沢が見えません。
ヤマトシジミの冷温期型♀やアサマシジミと同じように、一定の翅の角度、光の方向が具合よくレンズの光軸とマッチングしないと、ギラリと輝いてはくれないようです。

 

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もう少し前方からの角度から撮っていれば、綺麗な青色が撮れたかもしれません。
この♀は、この花の吸蜜を最後に高い樹上に舞い上がっていきました。