1/4000秒でもまだブレる?

 春のおなじみ、コツバメの撮影に出かけました。
 このチョウは、小さいうえにすばしこく、色も地味ということで、あまり撮影意欲がわきませんでした。
 ヒメギフのついでに、どうぞ撮ってくださいとばかり目の前に止まったりしたときに、しゃぁないって感じで撮っていたものです。

 でも、コツバメの翅表がきちんと写った写真をあまり見たことがありません。
 ヒメギフ撮影も一段落したところで、コツバメをきちんと撮ってみようかと思い、トライしてみました。

 実際、カメラを向けてみると、地面にチョコンと突き出た小枝や、草の上でテリを張るので、撮影すること自体は楽な蝶だと思います。
 が、楽に撮影できることと、きれいに撮れることとは全く別物。汗;
 あまりに飛び方が素早くて、通常のシャッタースピードでは黒いハエかゴミのようにしか写りません。

 そこで、ピーカンのお天気を頼りに、できるだけ寄って、思いっきり早い速度でシャッターを切りました。
  1/4000s
  これでどうだ!とばかりに撮ってみましたが・・・。

イメージ 1
2016/04/06 仙台市青葉区

明るい陽だまりの開けた草地で、テリを張るコツバメ。
あたりを通りかかるものを油断なく見張っている。



イメージ 2
2016/04/06 仙台市青葉区

こちらは、やや背の高い笹の葉上で見張り。
サイズも色も違うヒメギフを追いかけていた。



イメージ 3
2016/04/06 仙台市青葉区

翅全開のコツバメの絵はなかなか撮れないもの。
でも残念ながら、地表近くに合わせた焦点から蝶が宙に浮いた分、ピンボケに。汗;



イメージ 4
2016/04/06 仙台市青葉区

ならばと、草の上から飛び出すところを横方向から 汗;



イメージ 8
2016/04/06 仙台市青葉区

イメージ 5
2016/04/06 仙台市青葉区

地表の枯葉から猛スピードで垂直方向に飛び上がった。




イメージ 6
2016/04/06 仙台市青葉区

頭上を飛ぶミツバチを、すさまじい瞬発力で追撃。
背中の毛が日の光に輝いている。




イメージ 7
2016/04/06 仙台市青葉区

羽ばたきの一発の瞬発力に任せて飛び上がるので、写真も蝶の向きは違ってもみな同じような翅の角度ばかりになってしまう。汗;




イメージ 9
2016/04/06 仙台市青葉区

追撃してはまた同じような場所に戻ってきて見張り、また飛び出す。
日がな一日、このテリ張行動を繰り返しているようだった。