紫の玄光 - ルリモンジャノメ- 冬ごもり2
昨年は5月と9月の2回、台湾に行ってきました。
5月の様子は昨年中に書きましたが、9月はまだアップしておりませんでした。
冬ごもりシリーズは、しばらく初秋の台湾報告で。
台湾全土、低山から中標高地までどこでも見られる種類だが、ジャノメチョウの中では特異な翅の形と斑紋をした、興味深い蝶のひとつ。
この蝶が止まるときには、まず100%と言ってよい程、翅を閉じている。
普段はこのように飛んでいるときを除いて、まず翅表を見ることができない。
地面からふわりと飛び上がった時に、翅の表が現れる。
前翅には構造色による輝きがあって、美しい紫の玄光をみせる。
この蝶は、前翅の紫色、後翅のオレンジ、翅裏の一様なチョコレート色といういでたちで、周囲にいるムラサキマダラ類に擬態しているらしい。
ルリモンジャノメの玄光は、なかなか写すチャンスが少ないので、ついつい同じような写真をたくさん撮ってしまった。(;^_^A