炎暑の元気者 -アサギマダラ -
連日、うだるような炎暑が続きます。
最近は、ブログ主もさすがに熱中症が心配になる歳で、こんな時は標高の高い、涼しい場所に出かけてしまうのもいい暑さ対策になります。
いつもなら、今の時期、エルタテハやキベリタテハの姿が見られるはずですが、高原と言えども直射日光の厳しい日々には耐えられないと見えて、冬越しタテハ類の姿が極端に少ないようです。毎年ワンサカいるクジャクチョウでさえ、ごくわずかしか活動していません。
どうやら、彼らも避暑と決め込んで、どこかの日陰に潜んでいるものと思われます。
この暑さの中でも元気がいいのは、アサギマダラ。
今年は例年になく発生数が多く、沢山の個体が登山道の周辺に咲いているヒヨドリバナで吸蜜していました。飛び方がのんびりなので、広角レンズの練習には好都合です。
ヨツバヒヨドリの群落で緩やかに舞うアサギマダラ。
強烈な直射日光で、コントラストが強い画像になりました。
色は鮮やかですが、翅に落ちた影が濃くて炎暑の感じが出ました。笑
高原の空は晴れていたかと思うと、すぐに雲が湧き、晩夏と初秋が同居する雰囲気です。
動きは穏やかですが、意外に敏感で、人の気配を感じるとすぐに飛んでしまいます。
日陰で吸蜜。これが本来のアサギマダラの美しさ。
シャッタースピードを上げると、やや暗い感じになりますが、羽ばたきはピタリと決まりました。
秋から始まる長い旅に備えて、一日中吸蜜に余念がありません。