ムラサキシジミ 2
いよいよ秋も終盤。
初秋に逆戻りしたかのような小春日和の一週間に、また何度かムラサキシジミに会いに出掛けました。
高い樹上から、日差しが降り注ぐ地上に降り立ったメス。
気温の上昇とともに地表の水分を補給しに来るようですが、こんな膝丈ぐらいの高さの草に止まることが多い。
陽だまりで日光浴する姿もよく見かけます。
多くの場合、静止場所に艶のあるヤブツバキやシロダモ、ヒメアオキなどの常緑の葉を好むようです。これは野生化したネズミモチ。
ニワトコの枯れ落ちる前の大きな葉もお気に入り場所の一つ。
広角で蝶を手前に大きく写してみたいと考えましたが、蝶の飛び立つ角度や位置の予測と焦点がうまく合わず、あまり意図したような写真が撮れません。(´;ω;`)
ムラサキシジミは、斑紋に個体差が大きく、その変化を探すのも楽しいですが、色合いや紋様だけでなく、翅型にもバリエーションが見られます。
これは丸みが強い♀
やや横幅が広く、下翅がクルリと丸くて可愛い。
♂は翅が角ばった個体が多い。
この♂は特に先翅が尖って、下翅もごつごつと鋭角的です。