また信州へ 上高地篇
湯の丸山でミヤマシロチョウとアサマモンキを撮影した翌日は、上高地へ移動しました。
奥穂高の山頂からつづく西穂の上部には雲がかかっているものの、中腹から下のほうは時々日差しがかかる空模様で、気温もそこそこのコンディション。
河童橋から見上げる峨々たる山稜は、見るものを圧倒して屹立していました。
河童橋を渡り、山道をたどること約1時間、途中、ヒメシジミが群れ飛ぶポイントで休憩していると、同行のKさんが後翅表面の赤紋発達の良い、前翅に青色の鱗粉をまとったちょっと変わった♀を発見しました。
この♀のヒメシジミをしばらく追い掛け回して撮影後、ガレ場脇のイワノガリヤスの混じる草付き斜面に到着しました。
最近は、蝶の撮影をする人がどこのポイントでも見かけるようになりましたが、この日も何人かの方と一緒になりました。
この日の目的は、タカネキマダラセセリとクモマベニヒカゲ。
運がよければ、ヤリガタケシジミも・・・(こちらは見ることが叶いませんでした)
私にとって、本州に棲息する高山蝶の中では最稀種として知られたタカネキマダラセセリの撮影ははじめてで、長い間あこがれていた蝶のひとつです。
天気さえよければ・・との願いが半分通じて、雲の隙間から時たま薄日が差し込んで暖かくなると、期待どうりその姿を見せてくれました。
ヒメシジミの群れ DMC-GX1 f/4.7 1/250s ISO-160 45-175mm
典型的なクロテン型の個体群ですが、高山の薄い空気のせいか、ブルーが鮮やかです。
ヒメシジミ♀ DMC-GX1 f/5.6 1/250s ISO-160 45-175mm
ヤマハハコの花に羽を休める♀の落ち着いたしっとりとした色合いがちょっとシブい。
DMC-GX1 f/5.6 1/2000s ISO-800 45-175mm
翅表に青い鱗粉が混じった綺麗なヒメシジミ♀
これがヤリガタケシジミだったらなぁ・・・・・笑
タカネキマダラセセリ♀ DMC-GX1 f/5.6 1/1000s ISO-640 45-175mm
薄日が差したとたん、イチモンジセセリに混じって最初に姿を現した♀
極めて新鮮な個体でした。
タカネキマダラセセリ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
続いて♂もお目見え。地味な色合いが多いセセリのなかで、黄色の斑紋に飾られた粋な姿。
ハクサンフウロで吸蜜する姿は、まさに高山蝶の品格が感じられます。
DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
カラマツソウの白い花に吸蜜に来た♂
♂は♀より1週間以上発生が早いようで、やや飛び古した個体がまじっていました。
DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
カメラの大きさと比べると、この蝶のサイズが良く判ります。
ホシチャバネかスジグロチャバネと同等ぐらいで、セセリの中では小さい部類ですね。
タカネキマダラセセリ♀ DMC-GX1 f/2.8 1/640s ISO-500 45mmMACRO
雲が厚くかかってくると、この蝶の活動は緩慢になり、じっくりと撮影ができるようになりました。
普段は使わないMACROを装着して翅裏の複雑な紋様をクローズアップしてみました。
DMC-GX1 f/4 1/640s ISO-500 45-175mm DMC-GX1 f/2.8 1/500s ISO-640 45mmMACRO 撮影風景。
同行のKさんが撮ってくれました。
クモマベニヒカゲ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/500s ISO-800 45-175mm クモマベニヒカゲ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/400s ISO-640 45-175mm
クガイソウの薄紫色とチョコレート色の配色が美しい。
DMC-GX1 f/5.6 1/800s ISO-800 45-175mm
ベニヒカゲの仲間は、人の汗の匂いが大好きなようで、この個体は30分近くもザックにまとわり付い
ていました。
撮影を終了する頃には、雨が降り始め、上高地に戻る頃には本降りになりました。
撮影旅行中、ずっとお世話になりっぱなしのKさんとはこの日にお別れし、わたしは上高地に一泊して、翌日、じっくりと雨の上高地を満喫して帰宅の途に付きました。
前日の湯の丸を含めて、当初の目的を果たすことができ、充実の信州撮影旅行となりました。
奥穂高の山頂からつづく西穂の上部には雲がかかっているものの、中腹から下のほうは時々日差しがかかる空模様で、気温もそこそこのコンディション。
河童橋から見上げる峨々たる山稜は、見るものを圧倒して屹立していました。
河童橋を渡り、山道をたどること約1時間、途中、ヒメシジミが群れ飛ぶポイントで休憩していると、同行のKさんが後翅表面の赤紋発達の良い、前翅に青色の鱗粉をまとったちょっと変わった♀を発見しました。
この♀のヒメシジミをしばらく追い掛け回して撮影後、ガレ場脇のイワノガリヤスの混じる草付き斜面に到着しました。
最近は、蝶の撮影をする人がどこのポイントでも見かけるようになりましたが、この日も何人かの方と一緒になりました。
この日の目的は、タカネキマダラセセリとクモマベニヒカゲ。
運がよければ、ヤリガタケシジミも・・・(こちらは見ることが叶いませんでした)
私にとって、本州に棲息する高山蝶の中では最稀種として知られたタカネキマダラセセリの撮影ははじめてで、長い間あこがれていた蝶のひとつです。
天気さえよければ・・との願いが半分通じて、雲の隙間から時たま薄日が差し込んで暖かくなると、期待どうりその姿を見せてくれました。
ヒメシジミの群れ DMC-GX1 f/4.7 1/250s ISO-160 45-175mm
典型的なクロテン型の個体群ですが、高山の薄い空気のせいか、ブルーが鮮やかです。
ヒメシジミ♀ DMC-GX1 f/5.6 1/250s ISO-160 45-175mm
ヤマハハコの花に羽を休める♀の落ち着いたしっとりとした色合いがちょっとシブい。
DMC-GX1 f/5.6 1/2000s ISO-800 45-175mm
翅表に青い鱗粉が混じった綺麗なヒメシジミ♀
これがヤリガタケシジミだったらなぁ・・・・・笑
タカネキマダラセセリ♀ DMC-GX1 f/5.6 1/1000s ISO-640 45-175mm
薄日が差したとたん、イチモンジセセリに混じって最初に姿を現した♀
極めて新鮮な個体でした。
タカネキマダラセセリ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
続いて♂もお目見え。地味な色合いが多いセセリのなかで、黄色の斑紋に飾られた粋な姿。
ハクサンフウロで吸蜜する姿は、まさに高山蝶の品格が感じられます。
DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
カラマツソウの白い花に吸蜜に来た♂
♂は♀より1週間以上発生が早いようで、やや飛び古した個体がまじっていました。
DMC-GX1 f/5.6 1/640s ISO-640 45-175mm
カメラの大きさと比べると、この蝶のサイズが良く判ります。
ホシチャバネかスジグロチャバネと同等ぐらいで、セセリの中では小さい部類ですね。
タカネキマダラセセリ♀ DMC-GX1 f/2.8 1/640s ISO-500 45mmMACRO
雲が厚くかかってくると、この蝶の活動は緩慢になり、じっくりと撮影ができるようになりました。
普段は使わないMACROを装着して翅裏の複雑な紋様をクローズアップしてみました。
DMC-GX1 f/4 1/640s ISO-500 45-175mm DMC-GX1 f/2.8 1/500s ISO-640 45mmMACRO 撮影風景。
同行のKさんが撮ってくれました。
クモマベニヒカゲ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/500s ISO-800 45-175mm クモマベニヒカゲ♂ DMC-GX1 f/5.6 1/400s ISO-640 45-175mm
クガイソウの薄紫色とチョコレート色の配色が美しい。
DMC-GX1 f/5.6 1/800s ISO-800 45-175mm
ベニヒカゲの仲間は、人の汗の匂いが大好きなようで、この個体は30分近くもザックにまとわり付い
ていました。
撮影を終了する頃には、雨が降り始め、上高地に戻る頃には本降りになりました。
撮影旅行中、ずっとお世話になりっぱなしのKさんとはこの日にお別れし、わたしは上高地に一泊して、翌日、じっくりと雨の上高地を満喫して帰宅の途に付きました。
前日の湯の丸を含めて、当初の目的を果たすことができ、充実の信州撮影旅行となりました。