房総・湘南 3 - 山ビルのいる谷で -
- 前回からのつづき
昨年に続き、アクアラインを越えて、君津市へ。
元清澄山の一角にある渓谷に入りました。
主目的はもちろん、ルーミスシジミ。
昨年初めてこの地を訪れたときは、ルーミスの撮影は出来たものの、樹上から降りてくることがなく、
非力なわたしのレンズでは、ちっちゃい証拠写真をゲットできただけでした。
今年は、なんとかいい写真をものにしたいものと念じていましたが、如何せん、レンズは去年と同じもの。
今度こそは樹上から地面近くに舞い降りるルーミスに会えることを念じていました。
ルーミスが舞うイチイガシの森 2014/11/15 君津市
こうした木々が生育する照葉樹の渓谷は、山ビルの住処でもあります。
あちこちにイノシシの採餌跡が残り、いかにもヒルが好みそうな雰囲気。
現に10日ほど前に来たMさんは、知らないうちにヒルに取りつかれていたとか。
この日は、ちょうど寒気団が南下して、さすがの房総も夜の気温は一桁まで下がったせいもあり、ヒルの心配は不要でした。
ルーミスが舞う樹林 2014/11/15 君津市
昼なお暗い鬱蒼たる樫の森。
高い樹上に潜むルーミスを長いつなぎ竿で追い出しているKさん。
ルーミスはなかなか姿を現さない。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
竿で枝を揺さぶられて飛び出すルーミス。
だけど思うようには下に降りてくれません。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/4 1/2500s ISO-4000 45-174mm
イチイガシの葉上で羽を広げるルーミス。
冬季だけの性質なのか、イチイガシの木に執着して、あまり遠くには飛ばない。
何故か、緑の葉の中に枯れた茶色が混じったところに好んで止まるようだ。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/4 1/2500s ISO-4000 45-174mm
暗い常緑の葉が茂るなかを飛ぶ。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
高い樹上の葉に止まって日光浴をする♀
翅の角度で、黒い部分がチョコレート色に鈍く光る。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/3200s ISO-6400 45-174mm
飛翔を捉えたいと、目いっぱいのシャッター速度とISOで狙うが、思うようには飛んでくれない。泣;;
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-1250 45-174mm
一頭の♀が下へ降りてきて、アオキの葉上で翅を広げてくれた。
8月か9月に羽化したものと思われるこの♀は、翅にあまりひどい欠損もなく、割と綺麗なまま。
カメラを近づけても飛び去ることもなく、じっとモデルになってくれました。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
飛び去った瞬間。
今回はこのイマイチの一枚のほかは、いい飛翔写真が取れずじまい。 泣;
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/53 1/320s ISO-6400 45-174mm
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.3 1/320s ISO-5000 45-174mm
日が陰ると、黄ばみ部分のある葉上に止まり活動を休止する。
イチイガシの枯れた部分とほとんど同じ色合いの翅裏。この擬態で長い冬を越す。
このルーミス君は、少々枝を揺らしてもじっと動かずに止まっていた。(上2枚)
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-320 45-174mm
こちらは陽だまりで日向ぼっこする♀
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-4000 45-174mm
日光を求めて葉の茂みの間を移動する。
暗いスポットにカメラの測距点を合わせているので、日光を浴びて羽ばたく翅の裏は白く飛んでしまった。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-250 45-174mm
低いイチイガシの小枝に飛来したメス。
じっくりと構え、丁寧に撮影できた。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-250 45-174mm
更に近づいて近接撮影
陽が回るに従い、蝶も止まる方向を変えていく。
右回りに向きを変えると、翅全体が鈍いチョコレート色に見える。
前翅縁の辺りは、茶色の地色の上に淡い水色の構造色が現れ、全体にシブイ色合いとなった。
この♀が私たちのすぐ近くに降りてきたのは午後1時すぎ。
彼女は私たちに、その貴重な姿を余すところなく見せてくれた。
昨年に続き、アクアラインを越えて、君津市へ。
元清澄山の一角にある渓谷に入りました。
主目的はもちろん、ルーミスシジミ。
昨年初めてこの地を訪れたときは、ルーミスの撮影は出来たものの、樹上から降りてくることがなく、
非力なわたしのレンズでは、ちっちゃい証拠写真をゲットできただけでした。
今年は、なんとかいい写真をものにしたいものと念じていましたが、如何せん、レンズは去年と同じもの。
今度こそは樹上から地面近くに舞い降りるルーミスに会えることを念じていました。
ルーミスが舞うイチイガシの森 2014/11/15 君津市
こうした木々が生育する照葉樹の渓谷は、山ビルの住処でもあります。
あちこちにイノシシの採餌跡が残り、いかにもヒルが好みそうな雰囲気。
現に10日ほど前に来たMさんは、知らないうちにヒルに取りつかれていたとか。
この日は、ちょうど寒気団が南下して、さすがの房総も夜の気温は一桁まで下がったせいもあり、ヒルの心配は不要でした。
ルーミスが舞う樹林 2014/11/15 君津市
昼なお暗い鬱蒼たる樫の森。
高い樹上に潜むルーミスを長いつなぎ竿で追い出しているKさん。
ルーミスはなかなか姿を現さない。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
竿で枝を揺さぶられて飛び出すルーミス。
だけど思うようには下に降りてくれません。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/4 1/2500s ISO-4000 45-174mm
イチイガシの葉上で羽を広げるルーミス。
冬季だけの性質なのか、イチイガシの木に執着して、あまり遠くには飛ばない。
何故か、緑の葉の中に枯れた茶色が混じったところに好んで止まるようだ。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/4 1/2500s ISO-4000 45-174mm
暗い常緑の葉が茂るなかを飛ぶ。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
高い樹上の葉に止まって日光浴をする♀
翅の角度で、黒い部分がチョコレート色に鈍く光る。
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/3200s ISO-6400 45-174mm
飛翔を捉えたいと、目いっぱいのシャッター速度とISOで狙うが、思うようには飛んでくれない。泣;;
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-1250 45-174mm
一頭の♀が下へ降りてきて、アオキの葉上で翅を広げてくれた。
8月か9月に羽化したものと思われるこの♀は、翅にあまりひどい欠損もなく、割と綺麗なまま。
カメラを近づけても飛び去ることもなく、じっとモデルになってくれました。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-3200 45-174mm
飛び去った瞬間。
今回はこのイマイチの一枚のほかは、いい飛翔写真が取れずじまい。 泣;
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/53 1/320s ISO-6400 45-174mm
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.3 1/320s ISO-5000 45-174mm
日が陰ると、黄ばみ部分のある葉上に止まり活動を休止する。
イチイガシの枯れた部分とほとんど同じ色合いの翅裏。この擬態で長い冬を越す。
このルーミス君は、少々枝を揺らしてもじっと動かずに止まっていた。(上2枚)
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-320 45-174mm
こちらは陽だまりで日向ぼっこする♀
2014/11/14 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/2500s ISO-4000 45-174mm
日光を求めて葉の茂みの間を移動する。
暗いスポットにカメラの測距点を合わせているので、日光を浴びて羽ばたく翅の裏は白く飛んでしまった。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-250 45-174mm
低いイチイガシの小枝に飛来したメス。
じっくりと構え、丁寧に撮影できた。
2014/11/15 君津市 DMC-GH4 f/5.6 1/500s ISO-250 45-174mm
更に近づいて近接撮影
陽が回るに従い、蝶も止まる方向を変えていく。
右回りに向きを変えると、翅全体が鈍いチョコレート色に見える。
前翅縁の辺りは、茶色の地色の上に淡い水色の構造色が現れ、全体にシブイ色合いとなった。
この♀が私たちのすぐ近くに降りてきたのは午後1時すぎ。
彼女は私たちに、その貴重な姿を余すところなく見せてくれた。