越後深雪地帯へ・・ ギフチョウの旅 1
先週の週末、ギフチョウの姿をもとめて、上越地方へ出かけました。
昨年あちこちに同行させていただいた東京のKさんとMさんと一緒に東京を深夜出発。
関越道を北上しました。
途中うっすらと明るくなっていく中で、まだ真っ白に雪を纏った谷川岳の圧倒的な美しさに感嘆の声を上げながら、上越国境の長~いトンネルを抜けると雪国だった・・・・なんちゃって W
まさしく風景ががらりと変わって、まだ田んぼや山麓には雪が大量に残っていました。
気温4度。寒い!
こんな寒さでギフチョウはいるのかと心配になるような気温です。
それでも標高を下げ、現地情報でそろそろ大丈夫という確認をしてくださったNさんと待ち合わせ地点に着くころには太陽も光度を増し、気温もぐんぐん上がってきます。
駐車場へ着いて車から降りた途端、もうギフチョウの飛ぶ姿が見えました。
わぁっと騒ぐ我々を見て、Nさんは笑いながら・・「先にいけば沢山いますから」
ちょっとした丘陵につけられたなだらかな遊歩道を5分ほど行った先が今日の撮影ポイント。
カタクリの大群落と、庄内地方でギフチョウをさがすときに指標となるユキツバキ、ヒメアオキ、オオイワカガミ、オオバキスミレ、スミレサイシン、キバナノイカリソウ、コシノカンアオイなど深雪地帯特有の植物たちの群落が林床にどこまでも広がっています。
まさしく日本海側のギフが発生する典型のような場所でした。
Nさんによれば、新潟の海岸部側の南北に走る丘陵とそれと並行に走る盆地を挟んだ奥羽山脈に沿って連なる丘陵の多くの場所にギフチョウが生息するそうで、
「新潟ではギフは普通種です」
と、こともなげにおっしゃっていました。
2015/04/19 新潟県妙高市
目を圧するカタクリの大群落
2015/04/18 新潟県長岡市
足の踏み場もないほどのカタクリのお花畑
2015/04/18 新潟県長岡市
数ある中には、アルビノに近い白っぽいカタクリも
着いてみて、このポイントでのギフの個体数の多さにまずびっくり。
これは山形内陸のギフ・ヒメギフ混生地の両種を合わせたのと勝るとも劣らないほどの数ではないかと思いました。
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
新鮮な♂が目の前で日向ぼっこ。
丁寧にピントを合わせたのはいいとして、右のしっぽが枯葉の陰に・・・汗;
まずはオーソドックスに吸蜜シーン
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
コシノカンアオイの辺りを中心に、うろうろと地面を飛び回わっている♀
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
どうやらこの♀は産卵モードの様子。
小さいコシノカンアオイに前足で触れては飛び回るという動作を繰り返していた。
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
やっと一つの食草に止まって産卵を始めた。
母蝶は普通、新葉があればそちらに選択的に産卵するが、今はまだ新芽が小さすぎるようで、去年の
固い葉に産み付けていた。
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
別の♀。これも古葉に産み付けています。
2015/04/19 ギフチョウ卵 新潟県長岡市
これはまた別の♀が産み付けた卵 やはり前年の古葉
2015/04/18 オオバキスミレ 新潟県長岡市
低地性スミレでは数少ない黄花が珍しい
裏日本深雪地帯特有のファウナを代表するスミレの一種
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
二日目のこの日は、雲が広がり、飛翔を撮るためにシャッタースピードを上げるので、
どうしても暗い写真になってしまう。
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
シャッタースピードを下げて、あえて蝶の動きをブレさせてみた・ ss1/400
明るさはあまり変わらない・・・ 汗;
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
同じく、ブレブレの蝶 ss 1/320
こういうブレがかえって蝶の動きが感じられるという見方もあるかもしれませんが
それ以前に、写真自体がダメダメ? 泣;;
ブログ主の好みとしては、やはりピタリと空中に浮いていてほしい 笑
目を圧するカタクリの大群落
2015/04/18 新潟県長岡市
足の踏み場もないほどのカタクリのお花畑
2015/04/18 新潟県長岡市
数ある中には、アルビノに近い白っぽいカタクリも
着いてみて、このポイントでのギフの個体数の多さにまずびっくり。
これは山形内陸のギフ・ヒメギフ混生地の両種を合わせたのと勝るとも劣らないほどの数ではないかと思いました。
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
新鮮な♂が目の前で日向ぼっこ。
丁寧にピントを合わせたのはいいとして、右のしっぽが枯葉の陰に・・・汗;
まずはオーソドックスに吸蜜シーン
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
2015/04/18 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
コシノカンアオイの辺りを中心に、うろうろと地面を飛び回わっている♀
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
どうやらこの♀は産卵モードの様子。
小さいコシノカンアオイに前足で触れては飛び回るという動作を繰り返していた。
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
やっと一つの食草に止まって産卵を始めた。
母蝶は普通、新葉があればそちらに選択的に産卵するが、今はまだ新芽が小さすぎるようで、去年の
固い葉に産み付けていた。
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
別の♀。これも古葉に産み付けています。
2015/04/19 ギフチョウ卵 新潟県長岡市
これはまた別の♀が産み付けた卵 やはり前年の古葉
2015/04/18 オオバキスミレ 新潟県長岡市
低地性スミレでは数少ない黄花が珍しい
裏日本深雪地帯特有のファウナを代表するスミレの一種
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
二日目のこの日は、雲が広がり、飛翔を撮るためにシャッタースピードを上げるので、
どうしても暗い写真になってしまう。
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
シャッタースピードを下げて、あえて蝶の動きをブレさせてみた・ ss1/400
明るさはあまり変わらない・・・ 汗;
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
同じく、ブレブレの蝶 ss 1/320
こういうブレがかえって蝶の動きが感じられるという見方もあるかもしれませんが
それ以前に、写真自体がダメダメ? 泣;;
2015/04/19 ギフチョウ♂ 新潟県長岡市
ブログ主の好みとしては、やはりピタリと空中に浮いていてほしい 笑
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
一仕事の産卵を終えて、カタクリでお腹を満たす(上の産卵♀と同個体)
面白いことに全面均質の黄色でなく、前翅の前縁~中室、中室に接する縦の2条だけが白っぽい。
すれているのかと思ってよく見てみると、新鮮なので、どうもちょっと変わった個体のようだ。
翅全体に丸みもある。
メスは首元の毛色が赤っぽくなるが、この♀は特に赤い。アカエリギフチョウとでも呼ぼうかな。笑
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
襟元を拡大 赤っぽいと言うより真っ赤です。W
たまにこんな赤いのがいますが、翅の表が一部白っぽいところが面白い。
今回の撮影行に当たり、現地の状況を教えてくださり、私たちにお付き合いくださったNさん、東京で深夜の合流に大変お世話になったKさん、車を提供して下さったMさんに心からお礼を申し上げます。
おかげ様で最高のギフ探訪の旅を楽しむことが出来ました。
どうも有り難うございました。
一仕事の産卵を終えて、カタクリでお腹を満たす(上の産卵♀と同個体)
面白いことに全面均質の黄色でなく、前翅の前縁~中室、中室に接する縦の2条だけが白っぽい。
すれているのかと思ってよく見てみると、新鮮なので、どうもちょっと変わった個体のようだ。
翅全体に丸みもある。
メスは首元の毛色が赤っぽくなるが、この♀は特に赤い。アカエリギフチョウとでも呼ぼうかな。笑
2015/04/19 ギフチョウ♀ 新潟県長岡市
襟元を拡大 赤っぽいと言うより真っ赤です。W
たまにこんな赤いのがいますが、翅の表が一部白っぽいところが面白い。
今回の撮影行に当たり、現地の状況を教えてくださり、私たちにお付き合いくださったNさん、東京で深夜の合流に大変お世話になったKさん、車を提供して下さったMさんに心からお礼を申し上げます。
おかげ様で最高のギフ探訪の旅を楽しむことが出来ました。
どうも有り難うございました。