太白山の山頂

あちこちのギフを訪ね歩くうち、仙台周辺のヒメギフもすっかり飛び古して、尾翅打ち枯らした個体が目につくようになりました。
ギフ探訪の合間に、仙台近郊の低山を代表するシンボルのような山、太白山に出かけました。
標高は321mという低い山ですが、ピラミッドのように三角形にとんがっていて、鎖場もあったりして、まるでミニ槍ヶ岳といった風情です。
あたりの低い山々のなかで抜きんでて突き出ているため、麓の山林からいろんな蝶が集まってきます。


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仙台市の低山シンボル・太白山(321m)の山頂

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越冬明けのヒオドシチョウ 
見晴らしの小枝の突端にテリを張って油断なく見張り、通過するすべての物に向かって突撃

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フデリンドウ
青紫のさわやかな彩りを輝かせて、春の喜びを謳っているようだ


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ミヤマセセリは、キイチゴ類の白い花が特に好きらしい

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キアゲハ春型♂
ヒメギフにやや遅れて羽化してくるが、このオスはもう尻尾がなくなっていた。


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アゲハチョウ春型♂
キアゲハよりほんの少しだけ遅れて出てくる。

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キアゲハとアゲハのバトル

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春の抜けるような陽光のもと、
一日中、追撃のバトルが飽きもせず繰り返されていた

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アゲハチョウ♂同士の絡み合いも
遠景をバックにしたときに、縞模様が鮮やかに浮き立って、とりわけ美しい

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山頂でお昼の弁当を広げていると、なんと太白山では姿を消したとばかり思っていたヒメギフが現れた。
ギフ類が普段はほとんど見向きもしない黄色の花で吸蜜

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飛び古してボロボロの♂
しばらくセイヨウタンポポで吸蜜した後、山頂パトロールモードに戻って行った


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たちまちテリ張り♂のキアゲハとのバトル飛翔が始まった

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そこへアゲハチョウも参入

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三種類の虎模様が入り乱れて卍飛行する
ヒメギフがめっきり姿を消した太白山の山頂では、実に何年かぶりに目にする素敵な光景


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アカタテハも・・これも異種格闘技 (キアゲハしかピントが合ってない 汗;)

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春型アゲハの本命 ミヤマカラスアゲハもやっと姿を見せてくれた

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まるで夏を思わせる一日、咲き始めたヤマツツジのそばで待機
羽化して間もないミヤマカラスが花に吸蜜にきてくれました。
藪の中のツツジにいるので、枝被りのショットしか取れず、残念

でも、ミヤマカラスはこれから続々と出てくるはず。
これからの撮影が楽しみです。