信州へ 1 ヒメヒカゲなど
盛夏。
暑い日々が続きますが、 中部地方では東北には見られない蝶たちが飛んでいるはず。
信越のNさんと一緒に、信州のヒメヒカゲを見に行くことになりました。
東北新幹線で仙台を出発、大宮で北陸新幹線に乗り換え、長野駅でNさんの車に出迎えてもらい、長野駅から車で塩尻を経由して、標高1600mを越える高原へ。
山腹を車でのぼると、そこには広大な乾性草原が広がっていました。
★ ヒメヒカゲ
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
広大な草原だが、意外にもヒメヒカゲの姿はあまり多くない。
ひざ丈の低いスゲが一面に生えた草地を歩くことしばらくして、この日最初のヒメヒカゲの姿が見えました。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
後ばねを縁取る銀色のサークルと、一列に並んだ目玉模様がこのヒカゲチョウの特徴。
大きさと飛び方だけを見ていると、普通種のヒメウラナミジャノメによく似ているが、翅裏の意匠は全く違う美しさ。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
石コロの露出した地面で吸水している個体を見つけました。
ヒメヒカゲの地色や目玉模様の数や、目玉列の内側にある白線は変化に富んでいます。
これは前翅目玉2個、後翅目玉5個と白線を具えた斑紋パターンが全部出た個体
ここの個体群の変異は割に安定しているといわれているそうですが・・・
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
中にはこんな地色が明るく、白線が完全に消失してしまうものがあったり、
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
後翅の目玉の数が半数しかなく、前翅の目玉が全く無くなってしまったものもいました。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
変化に富んだ翅裏に対して、表はヒメウラナミジャノメと寸分違わぬ地味な風情
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
草原の踏みつけ防止に、保護柵が設けられています。
その木製の枠に、なぜか執着するヒメヒカゲが一頭。
人の気配に飛び立っても、またすぐにこの木枠に戻ってきました。
木目の表面の何かを舐めているのかな
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
花の終わったミヤマウツボグサの花茎に止まるヒメヒカゲ。
翅の丸みと花茎の浅い紫色が調和して、やさしい雰囲気がとてもいい感じです。
ツマグロヒョウモン♂・♀ 2015/07/24 長野県塩尻市
標高1600mもある高山の山頂部。
こんな冷涼なところで、ツマグロヒョウモンが交尾していました。
未交尾の♀がいたってことは、ここで羽化した?
それとも未交尾のまま山頂に吹き上げられてきたのかな?
コキマダラセセリ♀ 2015/07/24 長野県塩尻市
「コ」が付く割には、セセリとしては大きめのガタイ 笑
ハクサンフウロとの取りあわせが美しくて、ついカメラを向けてしまった。
高原での撮影を終え、すぐ近くにある鉢伏山へコヒョウモンモドキを探しに行ってみると・・・
10年前までは山頂部を覆っていた高山植物のお花畑も、笹の侵入で見る影もなく荒れ果てていました。
少数のミドリヒョウモンやコヒョウモンの姿はあれども、コヒョウモンモドキの影は全く見えず。
そうそうに引き上げて、松本市へと向かいました。
松本の河川敷は、過度な草刈りを控えていると見えて、仙台近郊の河川敷にはない、コマツナギやツメレンゲなどが繁茂している豊かな植生が残っています。
★ ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
コマツナギときたら、ミヤマシジミ
今年二化目の♂でしょうか、綺麗な個体でした。
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
翅の裏側は、似たブルーの仲間の中でも一番の伊達者。
後翅の赤紋に青い鱗粉が輝いています。
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
♂の飛翔はことごとく失敗。
やむなくピント外れを一枚だけ・・・ 汗;
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
何の実でしょうか。
たわわな青い実の上に止まったミヤマシジミの翅の美しさが目に染みます。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
ちょうどコマツナギの花が咲き、見た目の相性もピッタリ。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
黒い地に赤いアーチ模様がシックでクール。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
コマツナギの若芽に産卵中の♀
しきりに産卵、吸蜜、休憩を繰り返していた。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
この蝶は何故かカメラを向けると、カメラに対して逆さ向きになるのが不思議です。
★ クロツバメシジミ
クロツバメシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
同じ河川敷で同居しているクロツバメシジミ
こちらは一回り小さくて可愛らしい。
クロツバメシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
この蝶も今年2回目の発生らしい。
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
真正面から撮ると、かわいい白ウサギのようだ。
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
飛翔写真にトライしてみたが、綺麗に翅の裏が出たものがなかった・・・ 汗;
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
2時間ほどこの河川敷で撮影をしたあと、次の撮影地へとむかいました。
暑い日々が続きますが、 中部地方では東北には見られない蝶たちが飛んでいるはず。
信越のNさんと一緒に、信州のヒメヒカゲを見に行くことになりました。
東北新幹線で仙台を出発、大宮で北陸新幹線に乗り換え、長野駅でNさんの車に出迎えてもらい、長野駅から車で塩尻を経由して、標高1600mを越える高原へ。
山腹を車でのぼると、そこには広大な乾性草原が広がっていました。
★ ヒメヒカゲ
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
広大な草原だが、意外にもヒメヒカゲの姿はあまり多くない。
ひざ丈の低いスゲが一面に生えた草地を歩くことしばらくして、この日最初のヒメヒカゲの姿が見えました。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
後ばねを縁取る銀色のサークルと、一列に並んだ目玉模様がこのヒカゲチョウの特徴。
大きさと飛び方だけを見ていると、普通種のヒメウラナミジャノメによく似ているが、翅裏の意匠は全く違う美しさ。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
石コロの露出した地面で吸水している個体を見つけました。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
これは前翅目玉2個、後翅目玉5個と白線を具えた斑紋パターンが全部出た個体
ここの個体群の変異は割に安定しているといわれているそうですが・・・
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
中にはこんな地色が明るく、白線が完全に消失してしまうものがあったり、
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
後翅の目玉の数が半数しかなく、前翅の目玉が全く無くなってしまったものもいました。
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
変化に富んだ翅裏に対して、表はヒメウラナミジャノメと寸分違わぬ地味な風情
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
草原の踏みつけ防止に、保護柵が設けられています。
その木製の枠に、なぜか執着するヒメヒカゲが一頭。
人の気配に飛び立っても、またすぐにこの木枠に戻ってきました。
木目の表面の何かを舐めているのかな
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
ヒメヒカゲ 2015/07/24 長野県塩尻市
花の終わったミヤマウツボグサの花茎に止まるヒメヒカゲ。
翅の丸みと花茎の浅い紫色が調和して、やさしい雰囲気がとてもいい感じです。
ツマグロヒョウモン♂・♀ 2015/07/24 長野県塩尻市
標高1600mもある高山の山頂部。
こんな冷涼なところで、ツマグロヒョウモンが交尾していました。
未交尾の♀がいたってことは、ここで羽化した?
それとも未交尾のまま山頂に吹き上げられてきたのかな?
コキマダラセセリ♀ 2015/07/24 長野県塩尻市
「コ」が付く割には、セセリとしては大きめのガタイ 笑
ハクサンフウロとの取りあわせが美しくて、ついカメラを向けてしまった。
高原での撮影を終え、すぐ近くにある鉢伏山へコヒョウモンモドキを探しに行ってみると・・・
10年前までは山頂部を覆っていた高山植物のお花畑も、笹の侵入で見る影もなく荒れ果てていました。
少数のミドリヒョウモンやコヒョウモンの姿はあれども、コヒョウモンモドキの影は全く見えず。
そうそうに引き上げて、松本市へと向かいました。
松本の河川敷は、過度な草刈りを控えていると見えて、仙台近郊の河川敷にはない、コマツナギやツメレンゲなどが繁茂している豊かな植生が残っています。
★ ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
コマツナギときたら、ミヤマシジミ
今年二化目の♂でしょうか、綺麗な個体でした。
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
翅の裏側は、似たブルーの仲間の中でも一番の伊達者。
後翅の赤紋に青い鱗粉が輝いています。
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
♂の飛翔はことごとく失敗。
やむなくピント外れを一枚だけ・・・ 汗;
ミヤマシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
何の実でしょうか。
たわわな青い実の上に止まったミヤマシジミの翅の美しさが目に染みます。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
ちょうどコマツナギの花が咲き、見た目の相性もピッタリ。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
黒い地に赤いアーチ模様がシックでクール。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
コマツナギの若芽に産卵中の♀
しきりに産卵、吸蜜、休憩を繰り返していた。
ミヤマシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
この蝶は何故かカメラを向けると、カメラに対して逆さ向きになるのが不思議です。
★ クロツバメシジミ
クロツバメシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
同じ河川敷で同居しているクロツバメシジミ
こちらは一回り小さくて可愛らしい。
クロツバメシジミ♀ 2015/07/24 長野県松本市
この蝶も今年2回目の発生らしい。
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
真正面から撮ると、かわいい白ウサギのようだ。
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
飛翔写真にトライしてみたが、綺麗に翅の裏が出たものがなかった・・・ 汗;
クロツバメシジミ♂ 2015/07/24 長野県松本市
2時間ほどこの河川敷で撮影をしたあと、次の撮影地へとむかいました。