金ぴかのファミリー
北海道と本州中部山岳地帯に共通する同一ファミリ-の第2弾は、タカネキマダラセセリとカラフトタカネキマダラセセリです。
カラフトタカネキと初めて会ったのは、6年前に訪れた層雲峡近くの林道です。
その時は個体数も少なく、すぐ姿を消してしまったので、撮影することはできませんでした。
以来、日本産のセセリチョウのなかでは最美麗種で、北海道の主に東部に分布するこの蝶はブログ主の長年の憧れでした。
とりわけ♂の黄金色の輝きは、図鑑やほかの方が撮られた写真を見るたびにため息がでそうです。
3年前に初めて日本のセセリとしては最稀種というべきタカネキマダラセセリを写すことができてからというもの、同族のセセリをコンプリートしたいという気持ちが一層強くなりました。
何度かの北海道撮影旅行では、時間の関係やら天候の関係やらで、出会うチャンスがなく、今回の撮影旅行では、カラフトルリシジミ・カバイロシジミと並んで最重点ターゲットでした。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
カラフトルリシジミのポイントへ向かう途中、現れた♂
翅裏はタカネキマダラセセリとそっくりです。
つづいて♀も見つけました。
♂に比べて、翅形に丸みがあります。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
たった今羽化してきたような、極めて新鮮なオス。
輝くような黄金の翅表を惜しげもなく披露してくれました。
カラフトタカネキマダラセセリ♀ 2016/07/16 上士別
チシマフウロで吸密中ですが、もうだいぶ翅が傷んでいるように見えます。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
チョコレート色の地色と翅全体を占める黄金色のマッチングのよさにほれぼれします。
カラフトタカネキマダラセセリ♀ 2016/07/16 上士別
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
オスの紋様の見事さに、同じようなアップ画像になるのがわかっていながら、ついシャッターを押してしまいます。汗;;
念願のカラフトタカネキマダラセセリを撮影して、北海道から信州へ移動したあと、信州・上高地でこのファミリーのもう一種、タカネキマダラセセリを撮影することができました。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・岳沢
いつもは♂がスレ気味のことが多かったのですが、今年は綺麗なオスと会うことができました。
翅をたたむと、いかにも俊敏で、精悍なセセリの姿です。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
メスも綺麗な個体ばかりで、シーズン的にはジャスト・タイミングのようでした。
例によって、クガイソウの花で吸密。
コヒョウモンや、コチャバネセセリ、クモマベニヒカゲなどのほかの蝶たちにとっても吸蜜源として重要な植物のようです。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・岳沢
オスの飛び画像。
吸密時はのんびりのオスも、テリ張時の追撃飛翔は非常に敏速で、1/2500秒でもブレてしまいました。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
こちらは飛び♀
オスの追撃飛行と違って、写し止めやすい。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
タカネキマダラセセリは、岳沢の標高2千mほどの所に発生しているポイントがあり、毎年そこで撮影しているのですが、信じられないことに、数年前河童橋のある小梨平周辺で、タカネキを山に登る苦労なく撮影したという人がいました。
明日山に登るという前の日の夕方、なんと台湾の友人がまさしくビジターセンターの前でこの蝶をみつけて撮影してしまいました。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・小梨平(友人撮影)
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・小梨平(友人撮影)
数年前、小梨平で撮影されたのは、かなり飛び古した♀だったそうですが、友人が見つけたのは、とても新鮮なオスでした。
周囲を探しても、この♂一頭しか見つからないので、やはりこの周辺で発生しているというよりも、岳沢などの発生地から下へ降りてきた個体と考えるのが妥当なのではないでしょうか。
偶然、私たちがこの場所で撮影する4日前、同じ場所でタカネキを撮影したというほかの方のブログを見つけました。
このブログに掲載されているのはどうも私の友人が見つけた個体とは別のタカネキのように思えます。
我々が想像する以上に、上高地までタカネキはしばしば降りてきているのかもしれません。
カラフトタカネキと初めて会ったのは、6年前に訪れた層雲峡近くの林道です。
その時は個体数も少なく、すぐ姿を消してしまったので、撮影することはできませんでした。
以来、日本産のセセリチョウのなかでは最美麗種で、北海道の主に東部に分布するこの蝶はブログ主の長年の憧れでした。
とりわけ♂の黄金色の輝きは、図鑑やほかの方が撮られた写真を見るたびにため息がでそうです。
3年前に初めて日本のセセリとしては最稀種というべきタカネキマダラセセリを写すことができてからというもの、同族のセセリをコンプリートしたいという気持ちが一層強くなりました。
何度かの北海道撮影旅行では、時間の関係やら天候の関係やらで、出会うチャンスがなく、今回の撮影旅行では、カラフトルリシジミ・カバイロシジミと並んで最重点ターゲットでした。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
カラフトルリシジミのポイントへ向かう途中、現れた♂
翅裏はタカネキマダラセセリとそっくりです。
つづいて♀も見つけました。
♂に比べて、翅形に丸みがあります。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
たった今羽化してきたような、極めて新鮮なオス。
輝くような黄金の翅表を惜しげもなく披露してくれました。
カラフトタカネキマダラセセリ♀ 2016/07/16 上士別
チシマフウロで吸密中ですが、もうだいぶ翅が傷んでいるように見えます。
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
チョコレート色の地色と翅全体を占める黄金色のマッチングのよさにほれぼれします。
カラフトタカネキマダラセセリ♀ 2016/07/16 上士別
カラフトタカネキマダラセセリ♂ 2016/07/16 上士別
オスの紋様の見事さに、同じようなアップ画像になるのがわかっていながら、ついシャッターを押してしまいます。汗;;
念願のカラフトタカネキマダラセセリを撮影して、北海道から信州へ移動したあと、信州・上高地でこのファミリーのもう一種、タカネキマダラセセリを撮影することができました。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・岳沢
いつもは♂がスレ気味のことが多かったのですが、今年は綺麗なオスと会うことができました。
翅をたたむと、いかにも俊敏で、精悍なセセリの姿です。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
メスも綺麗な個体ばかりで、シーズン的にはジャスト・タイミングのようでした。
例によって、クガイソウの花で吸密。
コヒョウモンや、コチャバネセセリ、クモマベニヒカゲなどのほかの蝶たちにとっても吸蜜源として重要な植物のようです。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・岳沢
オスの飛び画像。
吸密時はのんびりのオスも、テリ張時の追撃飛翔は非常に敏速で、1/2500秒でもブレてしまいました。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
こちらは飛び♀
オスの追撃飛行と違って、写し止めやすい。
タカネキマダラセセリ♀ 2016/07/22 上高地・岳沢
タカネキマダラセセリは、岳沢の標高2千mほどの所に発生しているポイントがあり、毎年そこで撮影しているのですが、信じられないことに、数年前河童橋のある小梨平周辺で、タカネキを山に登る苦労なく撮影したという人がいました。
明日山に登るという前の日の夕方、なんと台湾の友人がまさしくビジターセンターの前でこの蝶をみつけて撮影してしまいました。
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・小梨平(友人撮影)
タカネキマダラセセリ♂ 2016/07/22 上高地・小梨平(友人撮影)
数年前、小梨平で撮影されたのは、かなり飛び古した♀だったそうですが、友人が見つけたのは、とても新鮮なオスでした。
周囲を探しても、この♂一頭しか見つからないので、やはりこの周辺で発生しているというよりも、岳沢などの発生地から下へ降りてきた個体と考えるのが妥当なのではないでしょうか。
偶然、私たちがこの場所で撮影する4日前、同じ場所でタカネキを撮影したというほかの方のブログを見つけました。
このブログに掲載されているのはどうも私の友人が見つけた個体とは別のタカネキのように思えます。
我々が想像する以上に、上高地までタカネキはしばしば降りてきているのかもしれません。