真夏の疎林で  - キマダラモドキ -

 待ちに待った、キマダラモドキ。
 昨年、撮影した仙台のキマダラモドキは、♂1と♀1だけ。
 毎日のように出かけても、見ることができた♀は、いつも同じ個体で、それ以外のキマモを見ることはついにできませんでした。個体数はとても少ないと思われます。
 しかし、このメスは、盛んに産卵をしていた様子なので、今年は2頭だけでなくもっと多くのキマモに会えるのではないかと期待していましたが、昨年のポイントに日参するも、さっぱり姿が見えません。

 ところが先日、蝶友Fさんが綺麗な♀を撮影したとの情報。
 翌日は雨で、一日置いた次の日、さっそく出かけてみました。
 
 ポイントに着くと、すぐに現れました。
 新鮮な♀。
 しかし、このメスは目の前のススキにちょっとの間止まっただけで、撮影する間もなく、飛んでしまいました。
 このあとさらに一頭のキマモが現れましたが、やはり撮影できず。
 そこへ、Fさんも現れました。
 コナラの樹液にキマモが来ているのを、Fさんが発見。

          キマダラモドキ♀ 2017/08/05
     何気なく通り過ぎてしまいそうな木に来ていた♀。
     ちょっと見ではヤマキマダラヒカゲかと見逃してしまう。

          キマダラモドキ♀ 2017/08/05
     クロヒカゲと仲良く?吸汁。

キマダラモドキ♀・クロヒカゲ 2017/08/05

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
樹液で食事中はなかなか翅を開かないが、アリに足を齧られて(笑)、瞬間的に翅を開いた。
昨年見た個体と違って、非常に新鮮。

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
アリに邪魔されて樹皮の上を少しずつ移動する。

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
デカいハエも場所を独占しようと寄ってくる。

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
とうとう我慢できずに飛びあがった。


    キマダラモドキ♀ 2017/08/05
    ほかへ移動しても、樹に止まることが多い。
    必ずしも広葉樹とは限らない。これはアカマツ

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
樹液に来ていた♀とは違う♀が現れた。

キマダラモドキ♀ 2017/08/05
このメスもわりと新鮮できれいな個体です。


キマダラモドキ♀ 2017/08/05
フレーム一杯に入れ込んで写してみた。
トラ縞模様がとても素晴らしい。