近場の蝶たち 2  - モンキアゲハなど


仙台市近郊の蝶の続編です


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ヒメウラナミジャノメ♂ 青葉区 2014/06/11

ジシバリの繊細で優しい花とのマッチングがとてもいいと思いました。
普通種とはいえ、翅裏の複雑な波模様、ジャノメの配列の美しさに自然の妙が感じられます。


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モンキアゲハ♀ 青葉区 2014/06/11

翅の大きなアゲハ類は、飛翔の時は4つの翅が一枚一枚別々の動きをするので、飛翔の姿は変化に富んでいる。
この写真でも翅の大きな撓りと曲線がとてもダイナミックに見えます。

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モンキアゲハ♀ 青葉区 2014/06/11

10年ほど前までは仙台でこの蝶が見つかると新聞のニュースになったものでしたが、
今や、食草のカラスザンショウが豊富な場所ではクロアゲハ、カラスアゲハと並んで最普通種となりました。
北限に近い仙台周辺のこの蝶は日本で最大サイズのモンキアゲハだという人もいます。
各種アゲハ類の中では最も遅い時期に出現します。


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アサマイチモンジ♂ 2014/06/13 青葉区

この蝶も、なかなかカメラが向かない種のひとつ。
いつかは、美しい飛翔写真を撮ってみたいと思いつつ、いつも素通りしてしまいます。汗💦
羽化したばかりの新鮮な個体だったので、記念に撮っておいた写真。


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オオムラサキ終齢幼虫 泉区 2014/06/12

3メートル程度のあまり大きくないエノキの葉上に10頭あまりも幼虫が見つかった。
多少枝を揺らしても驚きもせず、休むことなく悠然と葉を食べていた。



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ウラギンヒョウモン♂ 泉区 2014/07/01

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ウラギンヒョウモン♂ 2014/09/07 青葉区

ヒョウモンチョウ類で仙台近郊で多いのは、ミドリとメスグロそれにこのウラギンです。
クモガタがそれに次ぎ、オオウラギンスジやウラギンスジは最近めっきり少なくなりました。
同じスミレを食べているのに、どうして消長がこれほど違ってきているのか、興味深いことです。


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ヒオドシチョウ♂ 泉区 2014/06/11 

羽化したばかりのヒオドシチョウは、後翅外縁の複雑な模様が面白い。
青紋が混じるのも華やかな感じ。



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アカシジミ♀ 泉区 2014/06/11
新鮮な♀がガマズミの花で夢中になって食事をしていた。
低地性のゼフィルスは、栗など木に咲くこんな細かい白い花が特に好きなようだ。