カラ梅雨の雨間に(笑) キマダラルリツバメ

 今年は、まだ梅雨に入らない。
 かと言って、晴れのお天気が続くのかと思えば、さにあらず。
 一週間先の天気予報がまるであてにならないのは、どうしたことでしょうか。

 先日も、毎年の恒例で、会津へキマダラルリツバメを撮影に行ったのですが、クモマツマキチョウの撮影の時と同じように、毎日天気予報がころころと変わるので、日程の変更が付きまといます。
 晴れなのか曇りなのか、雨なのか当日になっても定めがたいお天気模様の中、当初の予定を一日ずらして、会津へと向かいました。

 例年ですと、会津のキマルリは6月下旬から発生が始まりますが、今年はほかの蝶たちと足並みをそろえるように、10日以上も早く羽化しているそうです。

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2015/06/20 福島県三島町
小雨交じりの曇り空のもと、姿を見せてくれた美しい♂。
晴れたときは午後4時ごろに現れるのが常ですが、この日は午後1時半過ぎには出てきてくれました。

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2015/06/20 福島県三島町
薄日が差すと、ブルーの翅を開いた。
晴天の時は、日光を反射してモルフォチョウみたいに金属光沢に輝くのですが、この日は残念ながら照度が不足。

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2015/06/21 福島県三島町
わらび畑が彼らのテリトリーの舞台。
他のオスを見つけると物凄いスピードで追いかけます。

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2015/06/21 福島県三島町
クルミの葉に止まって、テリトリーを構えたところ。
いっときテリトリーの範囲を激しく飛び回ると、見張り場所を決めて辺りを睥睨する。

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2015/06/21 福島県三島町

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     2015/06/21 福島県三島町
     見張り場所から飛び出すタイミングを見計らってシャッターを切った。
     1/2000秒で撮影してもまだブレている。

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2015/06/21 福島県三島町
ブルーは見る角度によって微妙に違った色合いになる。


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2015/06/21 福島県三島町
わらび畑のあちこちに、こんもりと茂った背の高いススキもよくテリ場所になる。

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      2015/06/21 福島県三島町
      羽ばたきの速度が非常に早いので、飛ぶさまはチョウと言うより、アブかハエのようにしか見えません。
      私のような動体視力が弱い老人には、目で追いかけることさえ難しい。


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2015/06/21 福島県三島町
激しく飛び回った後、わらびのギザギザ模様の葉にチョコンと止まり、翅を半開きにした。
まるでゴジラの背中に止まっているようにも見える。笑