晩秋の青空に - キタキチョウ・イチモンジセセリ・キタテハ -

 秋も深まってきました。
 11月に入ると、我が家のベランダから望む青葉山の木々はすっかり黄色になりつつあります。
 今年は、晩秋になっても気温の穏やかな日々が続き、晴れる日も多いようです。
 抜けるような青空の元、秋の蝶たちが厳しい冬の前の穏やかなひと時を過ごしていました。

キタキチョウ夏型♀。
ねむの木で産卵する。
2カ所に産み付けられた卵がみえる。
この小さなねむの木に産卵しては、ほかの場所で卵を産み付け、またしばらくするとまたこの場所に戻ってきた。
夏型晩期だがとても新鮮で美しい。

     気温が上がり、地面に吸水に来た。これは、冬を越す秋型。

秋の明るい日差しに、輝くばかりに咲き誇るセイタカアワダチソウには、各種の秋の蝶たちが訪れていた。

羽化したばかりの♀に求愛する♂。
どちらも晩秋型。(クリックで拡大)


秋になると個体数が増すイチモンジセセリ
一見地味ですが、じっくり眺めると、茶色の地に白い斑紋が美しい蝶です。

この蝶も、セイタカアワダチソウの細かな黄色い花が大好物。
青空のなかで、のびのびと飛び回っていた。

いつでも写せると思い、普段はなかなかカメラを向けることのないこの蝶ですが、
じっくりと構え、丁寧に撮影してみました。
やはりこの蝶も体毛の多い、小動物的愛らしさがあります。
(クリックで拡大)

平地の晩秋の風景には欠かせないメンバー。キタテハ。

やや逆光気味の仰角で。

順光でコントラストよく撮れました。


何度も同じ位置に戻っては、テリ張りをしているので、待ち構えて飛翔を狙いました。
ほぼ真横に飛んだので、最後の一枚を除いて連射のすべてにピントが当たりました。