2020-01-01から1年間の記事一覧

里の春 - ツマキチョウ -

ヒメギフチョウやコツバメのシーズンが終る頃、低山地帯に隣接した民家近くの空き地や草地でよく見かけます。このあたりではタネツケバナとコンロンソウについていることが多いようで、奥山にはいるとハタザオに産卵する♀を見ることもあります。 後翅裏面の…

スギタニルリシジミ 動画

またしても細切れですが、断片的な動画をつないでみました。(;^_^A 本来のサイズで再生するには、「YouTube」のバナーをクリック ↑

トチノキの沢筋で - スギタニルシシジミ -

トチノキが生える沢がスギタニルシシジミの棲家 今年も、その渋くて可愛い姿が見られました。昨年は♀を追いかけて、なかなか思うような写真が撮れず、悔しい思いをしていたので、今年こそ!と念じていたのですが、やはり今年もなかなかいいチャンスに出会え…

スギタニ狙いのついでに

ヒメギフ・ギフの後は、おなじみスギタニルリシジミ。いつもギフ撮影に出かける月山山麓のポイントではかなりの数が見られますが、ギフを追っかけるのにかまけて、じっくりと時間をかけて写す余裕がありません。 毎年、近場の渓谷でスギタニを狙うのですが、…

コロナウイルスから人類への手紙 地球は囁いたけれど、あなたには聞こえなかった。地球は話したけれど、あなたは聞かなかった。地球は叫んだけれど、あなたは聞くことを拒んだ。それで、私は生まれた・・・私はあなたを罰するために生まれたのではない・・・…

HD動画で撮ってみた  ヒメギフチョウ

広角レンズを装着したカメラでHD動画をスローで撮ってみました。 動画撮影用に特化して操作系が練られたビデオカメラと違い、静止画用のカメラで動画をとる場合、ピントもフレーミングも動体への追随もかなり扱いにくいと感じます。(;^_^A 細切れの動画を雑…

早すぎる月山山麓 ギフチョウ

今期の蝶の発生はたまげることばかりです。低山帯のヒメギフの羽化は、周りの春季要素の草花たちが10日程も早く開花したのに、昨年とほとんど変わりませんでした。一方で、いつもなら低地より一週間程遅く出てくる深雪地帯の奥山のものは、低山地帯とほとん…

ヒメギフチョウ 3  広角レンズの試し撮り

中古(;^_^A 広角レンズを購入したので、早速試し撮りをしてみました。 最新のレンズではないので、F値が大きめで高速連写ではすこしきついかなという気がします。 なにせ、ローガンがひどいので、液晶のライブビューに写る蝶のピントが合っているのかいない…

ヒメギフチョウ 2

今年一番の発生を期待して見張っていたポイントは、やはりダメらしい。 一度姿を消したことのある場所なので、恐らく継続的な発生ができにくい阻害要因を抱えた環境なのかもしれません。 山間部の発生地では、順調に羽化が進んでいるようです。

去年と同じ初見日 - ヒメギフチョウ -

やっとヒメギフ、姿を現しました。 暖冬は記録的でしたし、3月に入っても4月並みの日も多かったので、今年は初見のレコードを更新するかも・・・と思って、この10日間、晴れた日はポイントに出かけて、羽化の日を待っていました。3月中旬から寒の戻りが…

早い春 - ヒオドシチョウなど -

コロナ騒ぎで世の中騒然としていますが、今年は春の訪れが例年になく早いようです。 いつものフィールドでは、越冬明けのタテハが明るい春の日を嬉し気に浴びて、日向ぼっこをしていました。ヒメギフチョウもあと少し。今年のシーズンもいよいよ始まります。…

台湾高地の美麗アゲハ2  - アケボノアゲハ -

台湾を代表する美麗なアケボノアゲハ。 約2000m以上の高山地帯を主な生息場所とする台湾の固有種です。 大きなサイズと、強烈な後翅と胴体の赤さ。自分は食べてもまずいよと鳥たちにその存在を派手にアピールしているのだと言われます。 昨年までも何回かア…

台湾中標高のジャノメ3種 - オジロジャノメなど -

前回のタイワンコヤマキチョウと同じ標高の山地は、いろいろな森林性ジャノメチョウの棲家でもあります。どのジャノメも斑紋が複雑で綺麗なものばかりです。 その代表といえるのが オジロジャノメ 地味なジャノメ類が多い中で、後翅表面の白い斑紋が大きく美…

中部の高原地帯で - タイワンヤマキチョウなど -

ホッポアゲハを撮影しに行く途中の標高1500mほどのところで写した蝶。 タイワンコヤマキチョウ 高標高地に特産するヤマキチョウの一種。台湾固有種です。 次種のタイワンヤマキより高い山地に生息し、雄も雌も同じような薄い黄色をしているのが特徴です。ヤ…

台湾高地の美麗アゲハ 1 - ホッポアゲハ -

台湾中部にそびえる奇萊山群(標高3000M) ホッポアゲハは、2000mを越える高地だけに生息する台湾特産種の一つです。世界中のカラスアゲハ類の中でも、日本のミヤマカラスアゲハと並んでトップクラスを誇る美しい蝶ですが、カラスアゲハ類特有の俊敏な飛翔…

南山渓の蝶たち  - タイワンタイマイほか -

台湾中部の有名な昆虫産地、南山渓の蝶の続き。 台湾ではごく普通に見られるものから、珍しい種類まで、ここに生息する蝶は多数に上ります。 タイワンフタオツバメ センダングサから飛び上がったところ。 先にアップしたメスジロキチョウみたいに、飛び上が…

低山地帯2 - メスジロキチョウなど -

台湾・低山地の蝶の続きです。 ウスムラサキシロチョウ 台湾の平地から低山帯にかけて、広く分布しています。 一見あまり変哲の無い、地味な感じがするシロチョウですが、よく見ると翅の裏は黄色と、名の通り、紫がかった微妙な色合いの蝶で、翅の表も、単純…

輝くブルー  - ルリウラナミシジミ -

これも南山渓で撮影。 台湾の低山地帯に広く分布する美しいウラナミシジミの一つです。 日本でも八重山諸島に普通。遠く九州や四国、本州南部まで飛んでくることがあるようです。 雄はメタリックに輝く濃いブルー。 雌は鮮やかな明るい水色で、どちらも本州…

台湾・低山地のアゲハチョウ

台湾中部に位置する「南山渓」は、戦前戦後を問わず、多くの日本人の昆虫愛好者が訪れたトラディショナルな台湾産昆虫の棲息地です。 狭い渓谷に低・中標高を住みかとする数多くの蝶が生息していて、ここを訪れるだけで台湾を代表する種を観察することができ…

亜熱帯のオレンジ色 - ツマベニチョウ -

ツマベニチョウは、その迫力のある大きさと、鮮やかなオレンジ色が強く印象に残る蝶です。日本でも、九州の突端、佐多岬が有名な発生地でしたが、最近の温暖化で、この蝶も発生地が北上しているのか、あまりその消息を聞くことがありません。 南西諸島から東…

20年前の珍蝶  - シロタテハ -

シロタテハとキゴマダラ・タイワンコムラサキ(右下) この蝶を始めて見たのは、7年前、台湾に出掛けて2回目の時だった。 シロチョウがいるなと思ったら、飛んだ時に見えた翅表の黒い斑紋が、見たことのないパターンでした。これがうわさに聞いたシロタテハ…

亜熱帯の浅葱色 - コモンタイマイ -

コモンタイマイは、南日本に見られるミカドアゲハに似たアゲハの一種ですが、黒地に不規則な紋様をばらまいたようなミカドアゲハの青色を、パステルカラーの薄緑色に入れ替えたような、とても美しい蝶です。 台湾でも、北部ではまず見ることはなく、中部から…

ウラジャノメとツマジロウラジャノメ

昨年はウラジャノメとツマジロウラジャノメの両種も撮影できた。 前年まで写していたポイントでは全くダメだったので、撮影出来ないものと諦めていたのでしたが、何とか別の場所で撮影することができて、ほっとしています。笑今年もこの2種が撮影できるかど…

恵蓀林場にて ー コモンチャバネセセリ 他 ー

気候風土が違うのだから当然と言えば当然ではあるが、日本と台湾の共通種で、希少性が大きく違うことにちょっとしたカルチャーショックを受けることがあります。 日本の普通種、ツバメシジミやルリシジミやミズイロオナガシジミなどが台湾では超レアな種であ…

稲妻を捉える - イナズマチョウ -

台湾の数ある蝶の中でも、イナズマチョウはその独特の色合いと紋様で、特に印象の強い蝶だ。中国大陸のクロオオムラサキとは属が違うほどに類縁の離れた仲間だが、擬態関係にあるわけでもないのに、翅の紋様のパターンが極めて似ていて、典型的な平行進化の…

紫の玄光 - ルリモンジャノメ- 冬ごもり2

昨年は5月と9月の2回、台湾に行ってきました。 5月の様子は昨年中に書きましたが、9月はまだアップしておりませんでした。 冬ごもりシリーズは、しばらく初秋の台湾報告で。 台湾全土、低山から中標高地までどこでも見られる種類だが、ジャノメチョウの…

冬ごもりシリーズ その1 ウラナミシジミ

新年が明けましたが、ヒメギフのシーズンまでまだ3か月も。 時間だけはたっぷりなので、昨年公開していなかった写真でもアップして、シーズン到来を待ちたいと思います。 毎年の今の時期、恒例となった冬ごもりシリーズ第一弾は、秋のウラナミシジミ。 昨シ…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 今年も沢山の蝶に会えるのを楽しみにしています。